夫の検査結果を聞いて
今日は、大学病院で夫の検査結果を聞く日でした。
2月に悪性リンパ腫の疑いと言われ、3月に入ってすぐに1泊の検査入院。
組織検査の結果の説明と、これからの治療の方針を聞くことになっていたのです。
検査結果を聞く
検査は1人で行ってもらっていたのですが、さすがに検査結果は、妻も同伴かなと思い、仕事を休んで一緒に病院へ行ってきました。
最初に紹介状をもって大学病院に1人でいった時に、先生に「奥さんは?」と言われたらしく、びびってしまった夫。
PET検査の結果を聞く時も、この時は私も同伴していたのですが、先生から出た言葉が、「残念ですが・・・」だったので、どういう意味なのだろうと勘ぐってしまったり。
担当の先生の言葉のチョイスに、いつもびびってしまう夫。
医療に携わる人は、もう少し言葉を選んだ方がよいのではないだろうか、そんなことを思いながら今日の日を迎え、診察の順番を待っていました。
そして、診察に呼ばれて診察室に入ると、悪性リンパ腫ではあるのですが、悪性度の低い、進行の遅いタイプの濾胞性悪性リンパ腫というものだそう。治療の必要性はなく、経過観察となると説明を受け、一安心。
ただ、PET検査ではわからない、消化器や骨髄も調べてみて問題がないか確認をしておきましょうと、4月に胃カメラ、大腸カメラ、骨髄検査が予定され、検査予約をして帰ってきました。
夫は、説明を聞いても、わかったようなわからないような感じで・・・。家に帰ってきても、「結局、診断は何だったのか?」とか、「今度の検査はなんの為にするのか?」とか、私に聞いてくるので、私がまた説明しないといけなくて。でも、私も看護師とはいえ、そんなにしっかりわかっているわけじゃないんですよね(笑)
病気の説明って難しいなぁって思ったりしました。
病院での出来事
夫と一緒に病院に着いた時に、夫が「あっ、診察券もマイナンバーカードもみんな忘れた」って言うんです(苦笑)。
「あなたは、今日、ここに何をしに来たのでしょうか?」
こんなツッコミを夫に入れてしまいましたが・・・(笑)
夫も自分で自分に言ってました(笑)
だってね、携帯とか、読みたい本とかは、ちゃんと持っているのにね。肝心なものを忘れてしまうんだもの。
結局、診察券を忘れた時用の用紙に、手書きで自分の名前、生年月日を書いて、その紙を持って受付、帰りの清算を行うことになりました。
受診の流れが、概ねシステム化されていて、機械でほぼできるはずなのに、夫は、すべて窓口対応となって、時間も手間もかかる始末(笑)
困ったものですね。
そうそう、この大学病院、私が結婚後しばらく勤めていた病院なのですが、辞めてからもう30年ほどになります。たぶん一緒に働いていた人もいるはずですが、大きな大学病院で、きっとわかるはずもなく。
年月の流れをなんとなく感じながら、病院をあとにしました。
人生設計は健康あってこそ
ここ数年、これから定年に向かう夫との人生設計を立てていました。
夫が60歳、還暦には、学資ローンなどの返済が終わり、仕事の仕方はその時に考えてみよう。変えてもよいし、変えなくてもいい。
それまでは、すごく贅沢はできないけれど、やりたいことを予算の範囲内でやっていくこと。我慢ばかりじゃなくて、楽しみも持とう。
家を快適に過ごせるように、断捨離、片付け、整理整頓、できればリノベーションをしよう。
そんなことをざっくりと計画していたのですが、夫が悪性リンパ腫の疑いと言われた時に、人生設計ってちょっと白紙だよねって思ったのです。
やっぱり健康って大切。
収入面のこともあるけれど、一緒に旅行にいく計画を立てるにしても、やっぱり体調不良があれば難しくなってしまうからね。
今年は5月に山口に旅行にいくつもりだったのですが、治療がどうなるかとはっきりしなかったので、今は保留にしています。4月末に、最終的な検査結果がでるので、それで本当に大丈夫であれば、また時期を計画していきたいと思っています。
今回、もし治療が必要な状態だったとしたら・・・。やっぱり、治療の合間をみて旅行の計画は実行すると思います。
今回のことで思ったのは、やっぱり、健康が一番大切。
そして、やりたいことは出来る時にやっておく、後回しにしない。
これが本当に大切って思いました。
ぐずぐずしていた私に、神様が教えてくれたのだと思って、これからも一生懸命に生きたいと思ったのです。
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