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職場の教育に厳しさは必要か?

私の勤める職場は現在4人の部署。そのうち2人は、3月、4月に入ったばかりの中途さんです。

私より1年ほど前から勤務しているSさんと、中途さんの教育、指導について話をしたのですが、優しさばかりではなく、あえて厳しくすることも大事なんじゃないか、そんなことを話したのです。

やっぱり人を育てるって、難しいものですね。


厳しさは必要か?

厳しさってなんだろうって思うのですが、強い口調で言うとか、あえて批判的に言うみたいなことが必ずしも厳しさとは違うのではないか、そんなふうに思うのです。

4月に入ったBさんは、中途採用ですが、20代で経験も浅く、仕事を一から教えていく必要があります。まだ、お子さんも小さく子育てと仕事の両立で大変な面もあるのですが、仕事は仕事。配慮はしつつも、出来ることからしてもらっている状況です。

そんなBさんのことを最近書いた記事がこちら。

ただ、もともとの性格もあるのか、少し仕事が雑なところがあったり、確認が不十分なことや、思い込みでのミスが目立ちます。

その都度、しっかり確認して、早くする必要はないから、丁寧にミスなくしようと声をかけるのですが、同じことを繰り返す傾向があるのです。

Sさんは、多少痛い目に合うことも、仕事を覚えていく過程で必要なことかもしれないと、あまりお膳立てせずにさせていることもあると話していました。

どこまでを任せて、どこまでをみてあげるのがいいのか、このさじ加減が難しいところ。でも、Sさんの言うように、致命傷にならない程度に失敗をさせながらの方が覚えるというのも、案外そうかもしれないって思ったんですよね。

Bさんは、私の子どもくらいの年なので、「怒らない子育て」が言われている時でしたし、怒られることに慣れていない年代かもしれないですが、多少嫌な思いをすることも、時には成長過程で必要になることもあるかもしれませんね。

どんなふうに教えていくか

私は、もともと人に厳しく教えるというのがあまり得意な方ではありません。自分自身が怒られることが嫌だから(好きな人はいないと思うけれど)というのが大きいですが、出来れば心穏やかに仕事をしたいと思っています。

ただ、そうは言っても間違っていることは教えていかねばいけませんし、回りくどく言うのではなく、ストレートに相手に伝わるように言うことも時には必要だとは思っています。

例えば、最近あったこととしては、Sさんが席にいない時に、Sさんあてに電話がかかってきて対応。途中でSさんが戻ってきたのに、「確認して折り返しかけます」と切ってしまう、そんなことが何度かあり、折り返しかけることもお互いの労力と時間がかかるから、その場で代わるよう話をしました。

そういう細かいことが多くなってしまうのですが、仕事の全体像の把握と細かい一つ一つの仕事がうまくリンクできるように工夫して教えていきたいと思います。

厳しさと優しさ、これは表裏一体の面もありますので、甘さにならないようには気をつけていきたいと思います。

あとは、心理的安全性が保たれた部署であるよう心掛けていきたいな、そんなふうに思っています。

教えられる側の心理

Sさんは、優しさはあるものの、少し物事をはっきり言うというか、少し厳しい口調で話をする面もあります。

そんなSさんが、私に話をしてくれたこと。

「私、口調がきつくなることがあるって自分でも自覚しているんだけれどね、このまえBさんに私の言い方キツイい?って聞いてみたら、はいって言われたんよね・・・」

最近の人は正直というか、そこで肯定しちゃうんだ・・・ってちょっとびっくりしました。

教えられる側の人も、人をよくみているんだなって、再確認(笑)

でも、教える側の気持ちも悟っていただいて、一緒に成長していけたらいいかなって思っています。

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