見出し画像

転職エージェントの裏側を暴露してみます。

以前の記事で、「転職エージェントに安易に登録するな」「たくさんの会社に応募するのは悪手」という趣旨の内容を書きました。

なぜ、現役で転職エージェントをしている私が、こんな暴論(笑)を述べるのかというと、転職エージェントの裏側を知り尽くしているからです。

転職活動をする皆さんには、ぜひ転職エージェントの「手のうち」を理解した上で、うま~く転職エージェントを活用していただきたいわけです。

なので、今日は、同業者から刺される覚悟を持って(笑)、色々と赤裸々に暴露していきます!


1.転職エージェントのビジネスモデルを知ろう

転職活動をしている人が、転職エージェント経由で転職しても、一切お金を払う必要はありませんよね?

なぜかわかりますか?

それは、採用する企業側が、転職エージェントに対して手数料を支払うからです。
つまり、転職エージェントにとって、「真の顧客」は採用する企業側なんです。

では、転職活動をしている個人は、転職エージェントにとっては何なのか?

言葉を選ばずに言えば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」なんです。

顧客である企業に、「質の良い商品」を紹介して買ってもらう。
これが、転職エージェントのビジネスモデルです。

😡「は?人を商品などと呼ぶなんて、何事だ!けしからん!!なんちゅー商売だ!!!(#`゚д´)ノ∴;'・,ゴルァ!!!! 」
と思われるかもしれません。

でも、冷静に考えてみれば、会社員は全員、
「会社に自分という資本を売り、その対価を給料という形で貰っている」
という状態ですよね。

そして、個人が会社に知ってもらうには、

  • 自分で売り込むか

  • 転職エージェントに売り込んでもらうか

という方法しかありません。
こう考えると、自分が「商品」であることは納得感があるのではないでしょうか?

2.「サラリーマン転職エージェント」の営業目標

転職エージェントは、会社に雇用されたサラリーマンが多いです。
(もちろん、自分で起業してやっているエージェントもいますが)

サラリーマン転職エージェントは、多くの場合

  • 営業目標

  • KPI

  • インセンティブ

などがあり、転職をさせた件数や金額によって、転職エージェントの収入は出世が変わってくるという現実があります。

という裏事情もあり、転職エージェントの中には

  • 「早く応募しないと求人がなくなりますよ(本音:紹介件数KPI達成のために、応募してくれよ)」

  • 「この企業、本当におすすめですよ!早く応募しましょう!(本音:どこでもいいから入社してくれたら、自分の業績が上がるぜ)」

  • 「たくさんの会社の応募しましょう!」(本音:どこかに入社してくれたら、その分インセンティブが…ほくほく)

という気持ちの人も少なくありません。

こういう裏事情を知っていると、ちょっと冷静に考えられるのではないでしょうか?
転職エージェントは、使うものです。使われるものではありません。

3.転職エージェントとうまく付き合うには?

ちょっと、転職エージェントの裏の顔を暴露してしまったので、
😰「ちょっと転職エージェントに登録するのが怖くなっちゃった」
と思われるかもしれませんが、ちゃんと相手の手の内をわかっていて、対策をすれば大丈夫です✨

転職エージェントとうまく付き合うコツをお伝えしますね!

①しっかりとヒアリングしてくれる転職エージェントを使う

最初の面談のとき、自分の希望や将来のキャリアビジョンについてじっくりと話を聞いてくれる転職エージェントと付き合う。
逆に、相談はそこそこにどんどん求人を出してくる転職エージェントとは、少し距離を置くようにしましょう。

②転職エージェントの煽りを鵜のみにしない

イマイチな転職エージェントは、「早く応募しないと求人がなくなりますよ!」とか、「10社か20社応募すると合格しますよ」とか、かなり適当なことを言ってきます。
プッシュが強すぎる場合は、エージェントが営業をかけてきていると捉え、話を鵜のみにしないこと。

③求人票には書いていない情報を持っているエージェントを利用する

良い転職エージェントは、求人票には書いていない裏情報を多く持っていることが多いです。
逆に、求人票に書かれていること以外の質問をしてもあいまいな答えしか帰って来ない転職エージェントには注意しましょう。
絶対にNGではないんですが、転職エージェントとしての介在価値が低いので、ちょっと頼りないと感じるかもしれません。

④何よりも、自分の「軸」を持つこと

自分の「軸」がしっかりしていれば、良くない転職エージェントにはNOと言えるし、応募や内定承諾のときの判断もブレませんよね。
「軸」の確立は必要不可欠

  • 何を一番重視したいのか?

  • 転職して何を実現したいのか?

  • 絶対に譲れないことは何か?

迷ったら、自分の軸に立ち返りましょう。

4.まとめ

転職エージェントは、付き合い方次第で強い味方になるので、過度に恐れる必要はありません!
でも残念ながら、自社の利益を最優先にして、転職希望者のことを考えずに、右から左に横流しして転職させるエージェントは少なからず存在する
たとえ、有名な大手転職エージェントであってもです。

普段の買い物とか、ビジネスでも言えることですが、顧客側が正しい知識を持って行動しないと、知らず知らずのうちに損をすることってありますよね。
割高な商品を買ってしまったり、ぼったくられたり。

それと同じで、転職も、正しい知識を持って臨むことが大切ですね😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?