見出し画像

44歳主婦が、酵素ドリンクでファスティング6日間に挑戦した話

「酵素ファスティング」をご存知だろうか。
私はこのかた、44年間知らずに生きてきた。
ファスティングという単語と、酵素ドリンクの存在は知っていたが、実際の使い方や、ファスティングにどんな効果があるのか知りたく、実際にチャレンジした話を書こうと思う。

酵素ファスティングを始めたきっかけ

コロナ禍のなかで、友人からの誘いがあった。
「楽しい料理教室があるの、行かない?」

暇つぶしだと思い、ただの料理教室だ思って参加したところ、その料理教室は販促目的のもので、酵素を始め、鍋やら、調理器具やら、調味料を紹介しながらのいわば、テレビショッピングを目の前で見ている様なレッスンだった。

誘ってきた友人は、このレッスンが販促目的なのは、わかっていたようだが、私に先にそれを教えてくれなかった。私は、割とはっきりと言えるタイプなので、いらないものは「要らない」と断れるから、「この人なら大丈夫」と狙われたのかもしれない。
まぁ、アムウェイみたいなものだ。商品は悪くないのだが・・・。
この商売のやり方は、もう、流行らないのではと思ったりする。

料理教室にはスタイルの良い、品の良さそうな女性と、イケメンスタッフが揃っていた。

そのスタッフの方々は、全員、すれ違えば振り返りたくなるほどの美男美女なのに、以前はまるまると太っていという。およそ20キロ以上の体重の変化のビフォーアフターの写真を見せられ、「私たちは、このドリンクに救われたんです!」と酵素を勧めてくる。

↑このくらいの違いがある。

こんなのを見せらるなんて、販促だけに、反則である。


結果、私はそこで酵素ドリンク8本、12万円で購入することになる。
絶対痩せてやる!と心に誓って。


ゆるゆる酵素ファスティング生活6日間


酵素ドリンクダイエットは、「準備期間」が必要と言われているが、先生曰く、必ずしもガチガチになる必要はなく、思い立ったタイミングで、突然始めていいということだった。私は一刻でも早く効果を感じたかったので、酵素が宅急便で届いた初日から突然スタートした。

朝、昼、晩酵素ドリンクを飲むだけだ。空腹時は、くず湯か、麦味噌を溶いたお湯を飲む。梅醤もOKだ。ただ、それ以外のものは口にしてはいけない。

初日から体調の変化が現れた。寒気と頭痛が止まらないのだ。頭がガンガンする。しかし、この頭痛は毒素が抜けている好転反応らしいので、乗り越えるしかない。その日の私は、パートの仕事があったので、横になることができずに辛かった。もし、ファスティングを考えている方がいたら、初日はあまりハードな仕事を入れないことを勧める。
お腹が空いたなぁと思ったら、くず湯に梅醤を入れたものを飲んだ。体内に塩分を入れると、空腹は落ち着き、冷えた体を温めてくれた。
夕方、究極にお腹が空いて、なんと無意識に、キンパ(韓国のりまき)を一つ、つまみ食いしてしまう。完全に無意識だったので、ここは、自分の中で、なかったことにする。

二日目は、お腹がゆるくなった。1日何度もトイレに行く。宿便らしきものがモリモリとでてきた。この日に出し切ると、次の日からは水のような便しかでなくなる。空腹は感じるのだが、なんとか耐えられるレベル。
しかしまた、家族用に作った夕飯のサラダをつつまみ食いする。←これも無意識に口に入れてしまっていたのでセーフとカウント。

3日目、次男が誕生日だったことを思い出した。迂闊にスタートする時期を間違えた。3日ずらしていれば良かったと後悔するが、もう遅い。
高校生になる次男は「いいよ、ケーキはお母さんのファスティングが終わってからで」と言ってくれたが、母として、そうはいかない。17歳を家族で祝いたい。
夜ケーキを買い、お祝いをした。ケーキを一口だけ食べる。←一口なので大丈夫だと自分に言い聞かせる。

4日目 このタイミングで、美味しいチーズが手に入る。しかし匂いを嗅ぐと、牛の餌の匂いがする。匂いと味に、敏感になっている気がしたので我慢。この日は耐えた。

ここから先は

648字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?