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備忘録的な紐付け知識学 ~三日坊主頑張る編~ しょの56

 アニメ「薬屋のひとりごと」では、里樹妃暗殺未遂事件の犯人が阿多妃の侍女頭フォンミンだと発覚しました。
彼女は死刑、打ち首だそうです。
多分アニメの世界でも同じだと思うのですが、刑罰には懲役の他に肉刑と死刑がありました。
肉刑と言うのは、身体に欠損・損傷、苦痛を与える刑です。
鼻を削ぐ、指を詰める、入れ墨を入れる、足を切る等です。
足を切ると言っても切断するのではなくて、猫猫の父親のように膝の皿を取る刑だったそうです。当時は多分麻酔などがあるはずもなく、想像を絶する苦痛を伴ったはずです。
私の完全な想像ですが、正座のような状態で、足の上に重石を乗せて感覚がなくなったら刀を振り落とすか、えぐって取ったんじゃないでしょうか。考えただけでも嫌。
 死刑は死刑です。
以前、中国にいた時見たドラマでは、日本や欧米の様に跪かせて首を前に差し出させて刃を打ち落ろすのではなくて、柱に立った状態で縛り付け頭を固定して、処刑人が大斧を横に振り抜いていました。
「こんな風に首切るんだ」 と軽いカルチャーショックでした。おそらくフォンミンもこんな感じで最期を迎えたのでしょうね。
日本の死刑は、放火したものは火炙り、後は磔にして刺死、斬首でしょうか。首から上だけ地面に出して挽きたいものに鋸を挽かせると言う方法もありました。
加賀藩のあるお殿様は、大きな甕の中に幾千匹もの毒蛇を入れ、裸にひん剥いた罪人を投げ込み蛇責めの刑にしたそうです。甕には蛇の他に強い酒を入れました。何故かと言うと、蛇が活発になり共食いを始めます。共喰いから逃げたい蛇が“穴”に潜り込むようにするためです。
当時の死刑は、憎悪と比例するんだなとつくづく思います。一思いにスパッと殺してくれれば⋯。

 入れ墨刑は、上腕部に丸く輪を描く様に施すか、額にカタカナのノ、次にカタカナのナ、次に漢字の大、次に漢字の犬と累犯の多過によって墨を施したそうです。そんな墨が額にあれば就職も難しく、再犯率も高かったので後から見直されたようですが。

そんな無理しなくて良いですよ。