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私の天職

上津町の自然にに囲まれた場所にあるFIND&ACT(ファインドアンドアクト)。
「居場所がない人に居場所を作りたい」との思いから、代表の楢原さんが始めたヘルパー事業所です。障害のある方のご自宅をヘルパースタッフが訪問し、利用者が持っている力を活かして、可能な限り自立した日常生活を送れるように配慮しながら身体介護や生活援助、外出の支援等を行っています。また、在宅で介護にあたる家族や介護者が、急用やリフレッシュで一時的に介護から離れる場合や、自宅以外の場所に慣れるために事業所に宿泊する短期入所も行っています。

みんな大切だからこそ守りたい

楢原さん―「従業員は登録ヘルパーやパートも含めると15名です。社員は5名ですが、短時間や週に1日の勤務など、スタッフの要望に細かく合わせることで人員の確保に努めています。短期入所利用者にはつきっきりになることが多いため、1日のうち数時間でも入ってもらうととても助かります。
スタッフによってある得意・不得意や利用者との相性も考えて、利用者とスタッフ双方が嫌な思いをせずに過ごせるよう配慮しながらシフトを組んでいます。シフトを組むのは大変ですが、大切なスタッフなので出来るだけ働きやすいようにと考えています。
FIND&ACTだけではマンパワーが足りない為、訪問看護さんや、通所施設などの協力等もあり、利用者の生活を支えています。FIND&ACTは沢山の人の力を借りて、守れている場所です。」

子ども達にサッカーを教える楢原さんの膝小僧はわんぱく

慢性的に人手不足の介護業界。楢原さんは、スタッフの負担をなるべく減らすようにと気を遣っているといいます。

楢原さん―「スタッフには自分なりに気を遣っていますが、命を預かる仕事ですし生活面等では特に厳しく言わせてもらう事もあります。
利用者の自立に向けた成長については根気強く取り組めるのですが、スタッフの育成に関しては苦手ですね。スタッフの成長に繋がらないなと理解はしているけれど、ついつい負担が多い仕事やスタッフが苦手とする仕事、嫌煙されそうな仕事は自分が出来る限りしてしまいます。ついついですね...」

流行語大賞が生まれた日

福祉の仕事は資格がないと関われないという風潮に疑問を感じているという楢原さん。
楢原さん―「福祉の知識ももちろん必要ですが『こうあるべき』を取り払い立場関係なく『関わり合い補い合う事を日常』としていけるようになれたらいいなと常々考えています。FINDの利用者さん達には、色んな人たちが関わり合う事で安定して地域で生きていけるようになってほしいです。」


FIND特製バナナの葉茶はほんのり甘くてほっこり味



楢原さん―「そういえば!!先日、頂き物のパンを手にKくんが『このパンで俺はみんなに幸せを運ぶ!』って名言を吐いたんです。私の中では今年の流行語大賞に決定ですよ!」
インタビュー中、スヤスヤ眠る利用者のKくんをモニター越しに眺めながら話す楢原さんの笑顔は、外で瞬く星と月がかすむほど輝いていました。

同社からのメッセージ

週1でも短時間でも、関わりを持ってくださるかた募集してます。
Kくんに幸せを運ぶ役割をくださるかたも募集中!

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