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多様な人が豊かに暮らす地域を目指して


久留米市山川市ノ上町にある株式会社丸信は、包装資材販売やシール・紙器印刷加工などを行う会社です。九州各県および東京、千葉、名古屋、大阪、広島など全国13の営業拠点を持ち、日本全国の企業を通じて発信される数多くの製品は私たちの生活を彩っています。
また、久留米本社内には病児保育も備えた企業主導型保育所の設置や、世界中の若手技術者が技術を競う技能五輪国際大会に出場するなど、働きやすいだけでなく、働き甲斐のある職場環境づくりに力を入れています。
代表取締役社長の平木洋二さんにお話を伺いました。

平木さん―「当社では社員のワークライフバランスを考慮した働きやすい環境づくりに取り組んでおり、子育てや介護を抱えているなど従業員の事情に合わせて勤務時間や雇用形態の変更など柔軟に対応しています。また、キャリアアップのための様々な教育制度など学びの場を設け、各々が専門の仕事に集中し効率を上げられるような環境を作っています。
自社でデザインから印刷製造まで一貫して行っておりますので職種が多く、その点を活かして多様な人の事情に合わせた働き方も実現できています。
その結果、それぞれが持つスキルや得意を活かす事ができ一人ひとりから戦力を得られています。」


スイスで行われた技能五輪にて4位!すご!

課題から広がった『可能性』

平木さん―「現在、A型事業所からオファーを受け工場の一部を施設外就労の場として提供しています。施設外就労では、はじめに事業所の支援員が仕事を習得し、利用者に合わせた指導法とフォローを行います。事業所の利用者だけでなく支援者も一緒に出勤退勤するなど常に行動を共にしますので、利用者からすると心理的安全性が守られます。
そして、私共も障害のある方と働くにあたっては素人で無知ですので、A型事業所の代表から障害のある方と一緒に働くための管理者むけ研修などを行ってもらっています。
こういった取り組みで、地域にある機関としてただ雇用すればよいというわけでなく、雇用された本人も周囲も安定して働ける環境を整えることが大切だと考えています。」

多様な人を受け入れられる環境があるのは、働きやすさを取り入れるだけでなく、取り入れた結果を検証し、うまくいかなければやり直すを繰り返すことで常に働きやすい環境を追い求めた結果だと平木さんは仰います。


優しさが笑顔だけにとどまらない平木さん

寄り添い、ともにあり続ける

平木さん―「何の支援もない働きづらさを感じていらっしゃる方に対しては、社内を見渡して出来そうな仕事を探す等の出来る限りの努力はします。それでも、当社に入社して働きづらさを感じる事もあるでしょう。我々は多様な方と働くすべを持つプロではないので、その人の能力に沿った柔軟な働き方を可能にするためにも、知識をつけていかなければいけません。
沢山いる社員のお子さんでも、そういった方がいらっしゃるかもしれない。
今はまだ完全に受け入れ態勢が十分とは言えませんが、親が安心して働きづらさを抱えた子供を預けられるような会社にしていけたらいいですね。」

前進できるのも挑戦できるのも、寄り添ってくれる存在があるから。
丸信さんで働くみんなが頑張れる理由がそこにあります。

同社よりメッセージ

丸信は、「人びとが豊かに暮らす地域社会へ。」という企業ビジョンを掲げています。
これを実現するには、まさに「多様性(ダイバーシティ)」が重要です。
意欲があれば誰でも知識と経験を身につけられるといった職場環境を目指し、様ざまな人が活躍できる場所づくりを行っています。
今後も、外国人実習生の受け入れ、障がい者の雇用、定年退職者の再雇用など、幅広い多様な人材の積極的な雇用を進め、地域の活性化に貢献したいと考えています。

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