電験3種の勉強法
電験3種は令和5年度からCBT方式が導入され過去問中心からの出題に変更され、以前のような勉強方法を見直す必要があります。
しかし問題と選択肢を覚える方法は学力が付かないし今後選択肢だけでも過去問とは変えてくる可能性もあるのでおすすめしないです。
時間に余裕がある方は4科目を並行して勉強し一発合格を狙うのもありですが、1科目ずつ勉強し合格すれば無理なく電験3種を取得できるのでそっちの方がおすすめです。
特に電気分野が初学者の方は理論から勉強した方がいいです。
この科目を乗り切れるかどうかが電験3種取得するのに大きく左右するので理論、電力、機械、法規と順に勉強していくことを私はおすすめします。
理論は他の科目の土台ともなるので、そう言う意味でも理論から勉強を始めた方がいいです。
やる過去問としては10年〜15年はやりたいところです。
具体的な勉強方法の説明をします。
参考書をノートに書くなどは時間の無駄です。
問題集を何度も繰り返して問題と答えをセットに理解して記憶していく方が学力が付きますし、最新の電験3種は過去問からの出題がほとんどなので効率的です。
また、3種の勉強を始めようと言う人は文系だったり他分野の人も多いかと思います。
初めて学ぶ分野の勉強方法で効率的なやり方は
「授業を受け全体像を掴む」→「問題演習をし、わからない所は参考書で調べ知識の肉付けをする」
です。
大学で電気電子工学科卒の人でも、意外と電験の理論以外の範囲は勉強していない人も多いと思うのでご参考にして下さい。
まず授業でおすすめなのは電験合格というYouTubeに上がっている動画です。
一生懸命覚えようとするより板書を取りながら理解することに重点を置いて動画授業を受けるといいです。
問題演習で1番流行っているのはみんほしシリーズです。
テキストの部分はさらっと読んで、問題編の部分を3周〜5周ほど繰り返したいところです。
問題演習は自力で解くのは時間の無駄です。特に初見の問題は挫折もしやすいですし。
解答解説をよく理解し解答の流れを掴んむことに重きを置いた方がいいです。
この際は殴り書きでもいいので解答を見ながら紙に解答の流れを書いた方がよりいいです。
復習の時に解くと言っても、一回殴り書きでも紙に書いているので、問題を読んでみて解法が頭に浮かぶか確認して浮かばなかったらまた覚え直して下さい。
つまり復習は机以外の隙間時間でもできるので通勤電車の中やちょっとした仕事の合間にやるといいです。
また復習の際は問題と解答を何となく眺めたりパラパラと適当なページの問題と解答を読むのも効果的です。
ただしこの本はフルカラーで目がチカチカするのと、分厚く終わらせるのに時間がかかり挫折しやすいなどデメリットもあります。
別の本の提案としてスイスイわかるシリーズです。
これはちょっと古い本ですが本の厚さが薄く、説明がみんほしよりも簡潔で個人的には頭に入りやすいです。
みんほしが合わない場合おすすめの本です。
その後はさらに過去問を解いてみて間違えた問題はしっかり復習します。
上記のみんほし等の問題集は自力で解くと言うよりかは問題のパターンをインプットした方がいいですが、下記の過去問は自力で解いてみてもいいと思います。
問題演習をしていて不明点を調べる参考書としておすすめなのはみんほしの教科書部分や完全マスターです。
完全マスターは内容が難しいので辞書として使う方がいいです。
また文系の方などで数学がわからない人も一冊数学の本をやった方がいいです。
みんほしのはじめの一歩がいいです。
上記の勉強方法に加えてさらに強化したい科目や不合格となってしまった科目は下記の20年シリーズや過去問集95-07を繰り返して強化するといいです。
みんほしの問題編は自力でクイズ感覚で解くというよりは問題と解答解法をセットで理解していくことをメインにします。
問題のパターンを覚えていく段階なので復習をしっかりやるといいです。3~5周はやりたいところです。
その後、10年分の過去問は自力で解くとクイズ感覚で勉強できて楽しさもあると思うので自力で解いてもいいと思います。
間違えた問題を中心に復習をするといいです。
目指す状態としては試験当日の休憩室などで問題集を開いた時に問題を読んだ瞬間、解答解法が浮かびスラスラとあっという間に問題集一冊を復習できる状態を目指したいです。
問題のパターンを頭にいくつ入れらるかが合否を分けるのが資格試験なのですが、新制度の電験三種は特にそれが顕著になっています。
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