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心配性を治したい?

こんにちは、専門作業療法士の崖の上の父ちゃんです。
みなさん、仕事やプライベート、様々な場面で心配し過ぎることありませんか?
私は、かなりの心配性です。
仕事でいうなら、
「そういえば、昨日のあの件どうなったかな」
「明日の朝の営業うまくいくかな」
「明日のプレゼンがちょっと不安だな」
「失敗したらどうしようかな」
など、心配し過ぎる性格です。

心配し過ぎると、脳の中ではどうなっているのか?というと、
前頭葉(あれこれどうしようか考える部位)でネガティブに、どうしようかな、どうしようかなとばかり考えてしまい、その結果、扁桃体(好き嫌いを判別する部位)が過剰反応を起こし、最終的には、不安な感情が生まれてしまいます。

以前、心配性なことを職場の上司に指摘されたことがあるのですが、
心配し過ぎじゃない?心配したところで何も変わらないよ。と言われ、その時は頑張って色々心配しないようにしてみようと決めました。
心配性という性格を楽観的に考えた方がいいと思ったり、あれこれ試してはみたものの、心配と思えば思うほど、心配になりました・・・笑。

心配性という性格に、悩みに悩んだのですが、仲の良い先輩に相談してみたところ、一度リフレーミングをしてみては?と言われ、しっかり自己分析してみようと思いました。

リフレーミングとは、
簡単に説明すると、下画像のように、意志が弱い人がいるとします。その姿を見ると、もっと意志を強く持とうよと声をかけたくなるものですが、
リフレーミングすると、その人の個性だから意志が弱いだけで、人を尊重できたり、柔軟性があるよねと、見え方が変わってきます。
このように、リフレーミングは物事の見方を変えることです。

リフレーミング

私は、心配し過ぎることをリフレーミングした結果、

「細かなところに気づく」
「しっかり準備計画を行う」
「約束時間に遅刻しない」
「リスク管理ができる」

などを挙げました。
そして、自分の生活と照らし合わせると、
確かに、会議の前には緊張して心配してしまうけど、出席者の細かな表情や言動、姿勢などに目が行き届き、今こうした方が良さそうだな、あの人恥ずかしがりやで発言できていないけど、考えがしっかりしているから意見を聞いてみようなど冷静に考えれていたり、
何か上司にミッションを与えられた時には、慎重で時間はかかるけど、周辺からリスクあることを徹底的に調べて、固めて確実に計画を立て、最終的にはしっかり実行してきたな。など良かった点に着目して考えられるように変わってきました。

心配性をよくしよう、治そうと考えているときよりも、
リフレーミングをして自己分析することで、数倍、実は自分の性格が生かせていることに気づきました。

また、以前テレビを観ていた時に、若くして障害を有され、車いす生活を余儀なくされたアスリートの方が言っていた一言を思い出しました。
それは、

自分が欠点、弱みと思っているところが、実は強みなんだよ。


という言葉で。
この時に、私は、心配性は治す必要はない、むしろリフレーミングで強みに変わるということを実感しました。
それからは、心配性で悩むことは少なくなり、どうにかなる、
むしろ心配してあれこれ考えた方が、リスクも減らせるし、時間はかかるけど結果的には近道なのかもと思って生活しています。

最後に、
自分をリフレーミングして分析するとともに、偉人の名言も加えることで、
安心と勇気を持つことができると思うので、ちょっとだけ載せておきます。

「成功するための条件」は何ですか?


  • 「パラノイア(病的なまでの心配性)だけが生き残る」 アンドリュー・グローブ(インテル初代CEO)

  • 「経営には病的なほど心配性であることが必要」 大塚実(大塚商会創業者)

  • 「社長は心配するのが仕事だ」 松下幸之助(パナソニック創業者)


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