「ラストマイル」 映画感想文#24　この夏楽しみにしていた映画がついに公開

※点数は5点満点(3.8点がベース)
※本編内容に触れたりするので、ネタバレ注意です

こんにちは、こんばんは
この夏楽しみにしていた「ラストマイル」を観てきました！
点数は4.5点

映画『ラストマイル』公式サイト

ネットショッピングが当たり前のこの時代に問いかける
最大のイベント「ブラックフライデー」の前夜に起こる爆破事件
物流を止めずに、爆弾を止め、事件を解決できるのか

エレナと孔

新しくセンター長に配属されたばかりの舟渡エレナ
入社2年目のチームマネージャーの梨本孔
怪しい行動が多かったエレナも実は
壊れてしまい、休職していて、職場復帰で
かなり、今回の配属に賭けていた
だからこそ、物流を止めずに、事件を解決しようとした
熱意のないように見えた孔も
前の職場が悪いところを詰め込んで煮詰めたような場所で
同じようにならないように、ある意味自分を守っていた
ストーリーが進んでいくうちに
2人が自分のことを明かし、良いバディになっていった

最初の爆発違い

一番最初の爆破シーン
少し部屋が燃え光ってから爆発した
最初は、この映画ではこういう表現していくと思ったが
2つ目以降の爆弾は、すぐに爆発していて、気になっていた
それは他の爆弾と違い、筧まりかが確実に死ぬために
ガスコンロに火をつけてから爆弾のスイッチを自ら押したのだった

贖う

1.罪のつぐないをする
恋人の山﨑佑の死を自分のせいだと思っている筧まりかが
死をもってつぐなったということか
ここまでしないといけないのかと思ったが
真実はわからないが、そのくらい追い込まれていたのだろう

2.あるものを代償にして手にいれる　また、買い求める
買い求めるという意味もあるんですね
この意味を筧まりかに当てはめるのは難しい
死を代償にして手に入れられるもの
もし、ものすごく優しい人ならば、世界を変えるとかなのかな

2.7m/s→70kg→0

ベルトコンベアーの速度が2.7m/sで
70kgを超えるとストップする、つまり、0となる
この0が、速度なのか、稼働率0%なのか
世界が止まり0になる?、等いろいろ考えられそうだ
山﨑佑が自らを犠牲にしてブラックフライデーを止めようとした
でも、止まらなかった
再び、ベルトコンベアーが動くシーンは観ていて辛かった
飛び降りる前、少し笑った表情に見えたのも印象的だった

ドライバー親子とシングルマザー

ドライバーの佐野親子はもう一つのメインだったかもしれない
昔からやっている荷物を一つ一つ大切に届ける親父と
見習いで親父の働き方に疑問をもっていた息子
そして、2人の子供と暮らすシングルマザー松本里帆
子供達が自分にずっと隠し事をしていて
離婚した夫と仲良くしていると勘違いしていた
自分は、子供から頼りにされていないと
でも、隠していた理由は、誕生日だったから

ドライバー佐野親子は物流関係ということで
多く描かれていたことに疑問を持たなかったが
松本一家は、全然話に絡んでこないから疑問だった
最後で、見事に繋がる
12個目の爆弾は松本家に、佐野親子が急行する
今までの仕事に向き合い方で"宅配のおじさん"と認識されていたことで
部屋に入ることができ、
爆弾は、佐野息子が昔勤めていた会社の耐熱性の高い洗濯機で救われる

この洗濯機のシーンは見事すぎて、感動と共に思わずニヤッとしてしまった

シェアード・ユニバースムービー

今回、楽しみにしていた理由に
「アンナチュラル」「MIU404」の面々が出演することがあった
ファンからしたら、もっと活躍の場が欲しいと思う部分があるが
ある意味、その２つの活躍に頼っていないとも言える
アンナチュラルは、死因究明する法医解剖医たちであり、
MIU404は、初動捜査を行う刑事たちである
そこを崩してまでコラボさせるのは確かにおかしくなってしまう
短い時間ながらも、BGMやメロンパンカーなど楽しませてもらいました

バイクの配達員

どこかで見たようなこの顔と思っていたが
まさか、あの子だとはね
パンフレットで確認しました
さりげないサプライズに感謝

【最後に！】

今日もまた変わらず
世界は止まらず、止められずに動き続ける
鍵を託された孔はどうなってしまうのだろうか

自分もよく利用するからこそ
家に届くまでに関わる物流関係の人々に感謝を忘れずに

もう一回観ようと思う