水野明日香

田舎に住むシングルおばさんです。エッセイもどきや詩、小説を書いたりするのが好きです。

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マガジン

  • Starting over

    傷ついて立ち止まっていた人々が歩き始めるまでのお話

最近の記事

片想い短歌〜七夕〜

短冊にかける願いはただひとつ  届かぬ想い 彼に届けて 七夕の方は切ない系にしてみました。届かぬ想いを短冊に託して…。 こちらの企画のおかわりです🎋 良かった、間に合った💦 七夕編をどうしても投稿したかったので😅 私が住んでいる地方では七夕は旧暦なので、8月にお祭りがあります。何となくお祭りが2回あるようで、得した気分になります😁

    • 【SS】なんでもない日の話

      「ラムネの音ってビンごとに違うって知ってた?」 「はあ?何それ。」 「本当だって。今度聞いてみなって。」 「違いが分かるほどラムネは飲みません。」 土曜日の昼下がり。あいつに頼まれごとをされた。 「カーテンをつけたいんだけどさ、どれが部屋に合うのかわかんなくてさ。アドバイスしてくれないかな。」 「別にいいけど。部屋をもう一度見せてくれる?」 「いいよ、もちろん。ありがとう!!」 最近、あいつの都合のいい女になりつつある気がするのは気のせいだろうか。とはいえあいつの頼みを断れな

      • 片想い短歌〜雨の日〜

        雨宿り あと数ミリのもどかしさ  君との距離が近くて遠い 隣り立つ君をまともに見れなくて  見つめる先は紫陽花の花 偶然同じ場所で雨宿りしたけど、近付けない、見られない…。そんな感じを詠んでみました。 私が推している企画がもう一つ。こちらです。 いつも楽しい企画をありがとうございます😊✨ 「雨の日編」と「七夕編」に分けることにしました。今回は雨の日編です☔七夕編も近々上げますので、しばしお待ちを🎋

        • 片想い短歌〜戸惑い〜

          眩しくてサングラスかけ目を隠す  君の笑顔がまともに見れない サングラス=夏の季語ということで。 日差しが眩しくて、と言い訳しつつ本当の気持ちを隠す。そんな感じでしょうか。素直じゃないんだから、もう😅 三羽 烏さん主催の『令和百人一首 恋の巻』夏の部参加作品です。 ご報告が遅くなりましたが、前回の【春の部】の方で私の短歌が選出されました🥹✨ これもひとえに私の短歌に投票してくださった皆様のおかげです。もう感謝しかありません。ありがとうございました🙇 選ばれたのはこちら

        片想い短歌〜七夕〜

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        • Starting over
          7本

        記事

          【SS】あの日と同じ青い空

          月曜日の午後3時。週明けの慌ただしさがようやくひと段落した頃、ふと空を見上げた。思わず見とれてしまう程の青い空に、縮こまった体を伸ばしたくなった。一息つくために席を立ち、建物を出た。駐車場の隅の車が止まらないスペースで大きく深呼吸をした。 「そういえばあの日の空もこんな感じだったかな……。」 私は久しぶりにあの日の事を思い出していた。 「OK!私が手伝わなくてもできたじゃない。」 「ありがとうございます。風間さんのお陰です。」 その日は以前勤めていた職場の最終出勤日だった。

          【SS】あの日と同じ青い空

          夕焼け空には絶対雲があった方が良い!!と思った日没後の空でした。

          夕焼け空には絶対雲があった方が良い!!と思った日没後の空でした。

          ある日の出来事

          紫陽花を見つけた その花は 木々に埋もれるように ひっそりと咲いていた ー私はここよ… 自己主張もなんだか控えめすぎ まるで私みたいじゃない そんなことじゃ 好きな人に見つけてもらえないよ こちらに参加しています。 紫陽花の写真は毎年撮っているのですが、今年はまだ撮っていませんでした。日曜日の今日、何枚か撮って来ました。そのうちの1枚が発想の元になりました。

          ある日の出来事

          片想い短歌〜トキメキ〜

          鮮やかに心の奥へ焼きついた   満開の花 見上げる君が 君がいる 吾の後ろに君がいる  振り返れない 花吹雪の中 片想い短歌は「切ない系」ばかりだったので、今回はちょっと路線を変えて「胸キュン系」にしてみました。1首目は片想いの始まり、一目惚れの瞬間を。2首目は片想いの彼が真後ろに立って桜を見ているところです。本当は振り返りたいのに…。そんな感じにしたつもりです。 ギリギリになってしまいましたが、三羽 烏さんの企画に参加させていただきます。 できれば他の季節のも詠みた

          片想い短歌〜トキメキ〜

          I’m ready

          雨を聴く準備をしよう 窓際にお気に入りの椅子を そばには小さなテーブルを 飲み物はどうしよう コーヒー? 紅茶? ハーブティー? 雨色のソーダ水も良いかな? ひざ掛けも用意しよう 寝落ちしたとき用に そして 雨の日に似合う本も何冊か テレビを消して スマートフォンはサイレントモード I’m ready 後は雨を待ちましょう こちらに参加しています。 雨音を聞きながら読書したいな、と思っていました。特に梅雨時にそれができたら、とずっと思っていました

          I’m ready

          明日からも

          見たい景色があります 観たい映像があります 聴きたい音楽があります 読みたい本があります 読みたいnoteがあります そして 書きたいことがたくさんあります だから 今日までありがとうございました 明日からもよろしくお願いします なんと!noteを始めて1周年となりました🎉 始まりは↓の記事からでした。 1周年か…という感慨もありますが、日常になっているせいか「まだ1年しか経っていないの?」という思いも。ともあれここまでやってこられたのは私の記事を読ん

          明日からも

          片思い短歌〜すれ違い〜

          赤い傘 間に合わなかった帰り道 後ろ姿をただ見送った こちらに参加します。  ああ、行っちゃた…。という感じです🥲 ちなみに、私自身がいま使っている傘は白地に臙脂のストライプです☔

          片思い短歌〜すれ違い〜

          また空を見上げる

          久しぶりに空を見上げた 青かった空は 夕日の赤を帯びて 薄紫に染まっていた 気がつくと 色々な感情が溶けていく 怒りが 悲しみが 嫉妬が 孤独が 夕焼けの赤に溶けていく ああ、やっと気づいた 私、疲れていたんだ また空を見上げる 疲れた私を溶かすために

          また空を見上げる

          【SS】腐れ縁の行方

          「金魚鉢、貸して。」 あいつがそう頼んできたのが一週間前。私がインテリア用に骨董市で格安の金魚鉢を買ったことをあいつは覚えていた。まあ、あの日はあいつに荷物持ちをさせたからそれくらいはいいか、と貸してあげた。余計なことは特に聞かずに。 私とあいつは腐れ縁だ。大学のサークルで知り合った時から妙に馬が合った。以来、様々な出来事を共に乗り越えてきた。もちろん、互いの恋愛事情も良く知っている。彼氏ができた、彼女ができたといって祝杯を交わした。別れた切れたで大騒ぎしては互いに慰め合った

          【SS】腐れ縁の行方

          片想い短歌〜強がり〜

          お久しぶりの片想い短歌です💕今回は強がり編です。 独りでも平気 私は大丈夫 ホントは君がいてほしいけど 「淋しい」と口に出せたら片想いから一歩抜け出せるのかな?

          片想い短歌〜強がり〜

          【SS】賑やかな静寂

          白い靴下は足袋の代わり。分かっていても目の前を歩く着物の女性がすり足で響かせる音と私の歩く時の音は何か違う気がした。久しぶりに参加するお茶会は大寄せの茶会なので洋服でOKとのこと。事実男性の大半はスーツ姿なのだが、女性は洋装が少ない。何だか肩身の狭い思いをしながら末席で小さくなっていた。今年こそ一人で着物を着られるようになろう、と毎度お馴染みの守られない誓いを立てた。 着付けはできないが、お茶会に参加するのは結構好きだ。色々な珍しいお道具を眺めるのも好きだし、お茶会のためのお

          【SS】賑やかな静寂

          あと少しだけ

          ここにいてもいいですか? あなたの近くにいさせてください あと少し心を立て直すために 何もしなくていいです あなたがそこにいるだけで 立ち直れそうなので あと少しだけ 近くにいさせてください

          あと少しだけ