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もう一度陸上?

こうして私は料亭を卒業したんだ、退社

再就職はすぐに決まり ホテルの和食で
うー。。
ごめん正直にはなす
これ、さしみで食べられるの?
えっ、これなに?できてるじゃん盛るだけ?
えっ、魚が凍ってる
えっ、きるだけ?
まったくわからない世界…。
料理人レベルが…見習いそこそこの私が
なんですかこの方々はって思った
ごめんなさい
その中でも手作りの料理も沢山沢山あったんだ
もちろん親方は厳しい方だったな
厳しかったけど23歳位の私を誰よりも信頼されていたような気がする
責任を持つを教わったな
何回も喧嘩したけど
俺は好きだ
こんな日々を送っていた 

そんな中 私の唯一の楽しみが
私の背中を見て育った弟が砲丸投げを始めたことだ
弟が砲丸投げ始めた理由は
当時、ゲームボーイという携帯用ゲーム機があったんだ
弟がカセットのポケモンが欲しいと言っていたから買ってあげるから砲丸投げしてよって誘った。
そんな罠にはまったわけですよ
小学5年生くらいからずーっと教えてきた
しかも兄より強い…。
全国入賞もするくらいだ
めちゃくちゃ厳しい練習をさせていた。
すまない弟よ
あまりの厳しさで救急車で運ばれた時もあったな ごめん

高校生になって兄を追って、弟は実に頑張ったと思う
インターハイも出て
兄のベストも超え
そんな中、弟に 2枚 絵を送ったんだ
泣きながら描いたのを覚えてる

弟はいまだに その絵をいまだに大切に
飾ってくれてる

ありがたいね
自分が
物凄い陸上人生に悔いがあったせいもあり
弟が高校卒業までは、自分も同じ競技者の気持ちで二人三脚
これで陸上人生最終回だね!

のちに、弟と私で大会に出たのは私にとって物凄い思い出だ

そこから私の人生は 陸上を離れ
またしても、料亭で働くんだ

次なる舞台は

責任

技術

教育

多忙な日々

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