見出し画像

日本の公務員 #35

木下斉さんのVociyで、自治体の取り巻く環境について話がありました。
私は、仕事の関係で自治体の方と話をする機会が多いのですが、あまりよくわかっていないことに気がつき、少し調べてみました。

日本の公務員数や所得は低すぎる!

日本の公務員数や所得について、海外との比較をしているデータを見るとOECD諸国で最低となっています。
私の感覚では、公務員数や所得は海外と比べても、そん色なく、かつ待遇面もよいのではないかと思っていましたが、データを調べると、違うようです。
日本のマスコミによる情報の影響が大きいかがわかりますね。

よく小さい政府といいますが、少子化や高齢化が進む中の日本では、小さすぎるのではないかと思ってしまいます。

https://honkawa2.sakura.ne.jp/5191.html

日本政府の取組み

日本政府として、公務員の数や処遇についてどう考えているのか確認してみると、人事院勧告に方向性がわかる資料がありました。
これを見ると、「社会経済情勢や国際情勢が激変する中、国民の利益を守り世界最高水準の行政サービスを 提供し活力ある社会を築くため、行政は経営管理力を高め、公務組織の各層に有為な人材を 誘致・育成することが不可欠」と記載があり、日本政府としても、公務員に対して人材確保と育成に力を入れないとまずいという危機感があることが分かります。

少し気になる点は、初任給を含め若手を中心に給与をあげることは、民間企業もやっていますので、魅力ある仕事としてどのように、現役公務員が取り組んでいくのかや公務員の仕事ぶりをいかにアピールしていくかが重要ではないかと思います。
また、実際に勧告通り改善が進むかどうかの実効性については、自治体任せとなる懸念もありますね。

https://www.jinji.go.jp/content/900031321.pdf
https://www.jinji.go.jp/content/900031321.pdf

まとめ

安定志向で公務員を志望する方も多くいると思いますが、今後の日本の社会課題を踏まえると、日本の公務員はこれから、かなり挑戦的な仕事が多いと思います。
木下さんのVociyでも話がありましたが、コンサルに外注するだけの公務員ではなく、社会課題を解決するために自ら動く公務員を増やしていく事が必要になりますね。

ゴールデンウィークが終わり、少し気持ちが落ち込んでくる時期ですので、ゆるゆると、週末過ごしていきましょう。

#ジブン株式会社マガジン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?