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みっきーのリアル登山者の端書き#566『ベースレイヤーの重要性』

登山で一番お金をかけるべきは靴だと思っています。
そしてその次にお金をかけるのは、ベースレイヤ―でしょう。

丁度一年前の投稿#206『レイヤー』にて、登山にはベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターの三層構造で服を着るというお話をしていました。
その中で一番肌に最も近い衣類≒肌着がベースレイヤーとなります。

何故ベースレイヤーが重要かというと、「活動中に変更ができない(しづらい)」ということがあります。

登山中は自身の体温や外気温はめまぐるしく変わります。
例えば初夏のアルプス登山であれば、登り始めが未明の樹林帯からスタートするなら長袖が必要なくらいでしょうが、登り始めて数時間後の日中の稜線路では半袖+アームカバーという涼しい格好が適切となります。

このように、時間や場所、タイミングによって登山者は衣類を脱ぎ着するのですが、ミドルレイヤー、アウターは簡単にできても、野外でベースレイヤー=肌着を変更するのは難しいです。
(たまに高齢男性は気にせずやっていますが)

なのでベースレイヤーは暑い時でも寒い時でも快適に過ごせる、機能性の高いものを選択することで、変更する必要なく過ごすことができます。
機能性が高い=コストも高いので、最初にお伝えした「靴の次にお金をかけるもの」という話に繋がります。

簡単に変更・交換できるものについては、安いものでも良いでしょう。
ですが、自分の基幹に近いもの、簡単には変えられないものにこそ、こだわったものを選び、投資をすることが必要に感じます。

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