みっきーのリアル登山者の端書き#889『天と地、人』
#838でも触れていた「天地人」について、別の写真からも気づきがあったので投稿させていただきます。
今回の写真は、穂高連峰から谷を挟んで西側にある、鏡池の写真です。
鏡池はその池の水面に穂高連峰が鏡のようにきれいに反射している様子が人気のスポットです。
ところが、この日は曇りであり、とても残念な写真になってしまっています。
このとき、「鏡池」という穂高連峰の西にあり、鏡のように反射する絶景が見られるという要素が「地」です。
ですが、「地」が良くても天候が悪く、「天」に恵まれませんでした。
また、「天」「地」が揃っていても、そこに登山という労力を割いて足を運び、かついいアングルなどの工夫をして撮影する「人」がいないと、それは誰かに感動を伝えることができません。
「天」「地」「人」の3要素が揃ってこそ、誰かの心を動かせるものがあるということを、この写真の様子を見て感じるところとなりました。