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みっきーのリアル登山者の端書き#734『タケ違い』

先日とある味噌蔵の見学をさせていただいたとき、味噌の熟成に使われる木桶について、そのタガで使われる竹が不足しているという話を聞きました。

竹は地下茎で増えるという特性があり、増えだすと制御が効かず、また除去も難しい植物です。
里山周辺には放置された竹林などがあり、それが拡大することで森林や農地が侵食されることが問題視されているエリアがあり、農水省などもその対策に注視しています。
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/public_offering/agri_food/2018/pdf/27022c.pdf
実際に山や土地を持っている方からの「竹害」とも言える話を聞くことが多かったのですが、一方で前述した木桶のタガで使われるような高品質の竹は不足しているようです。

片方の側面であれば不要、もう片方で見ると不足。
物事を捉えるときのフォーカスの精度を高めないと、問題の本質を間違えかねないですね。例えば品種などが今回は具体的に異なるようです。
世の中の物事をぼんやりと眺めるのではなく、解像度を高めて理解するようにしていきたいものです。

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