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みっきーのリアル登山者の端書き#780『ビブラムファイブフィンガーズ×階段』

最近毎日通勤や、少しくらいの外作業の際にはビブラムファイブフィンガーズを使用していたのですが、先日初めて長い階段に挑戦することになりました。

建物の地上1階から13階まで登ることになりましたが、結果として楽な登り方ができました。

今までも通常の靴などで同じ回数を登ったことがあるのですが、膝には負担があるし息は上がるしと、結構ハードなものになっていました。

それをビブラムファイブフィンガーズを履いた状態で登ったことで、かなり楽に登ることができました。
その楽ができたポイントについてまとめてみます。

①足運びがゆっくりになった → 息が上がらない
普通の靴のペースで登ると痛くなってしまうため、足運びは自然とゆっくりになります。
ペースがゆっくりになるので、その分息は上がりづらくなります。

②足の裏全体で着地した → 姿勢が安定して疲れにくい
つま先やかかとへの重心のズレがなく、足の裏全体を使う形になります。
そうすると前に進むときの重心移動が安定しており、身体の無駄な力が減ります。
登山しているとわかるのですが、「姿勢が崩れる」「倒れそうになる」といったときに体を支えようとすると、どっと疲れが出ます。
それだけ重心が安定していることは大切な事です。

③二軸歩行と組み合わせやすかった → 自分の重心移動が前進でき、体力の消費が抑えられる
一般的な歩行(右手と左足、左手と右足を交互に前に出す歩き方)は、地面をけり出すという特性から靴の使用を前提とした歩き方として発展してきたものと思われます。
対して、登山やマラソンなどで使われる二軸歩行(右手と右足、左手と左足を交互に前に出す歩き方)は、重心移動で前に進むことができます。私は単純にこれを楽な歩行方法と思っていたのですが、地面をけり上げることができない裸足の頃の歩行方法だったのかもしれませんね。
二軸歩行は重心移動だけで前に進めるため、自分の体力の消費が少なくなります。

こうした特性から、普通なら息が上がって疲れてしまう13階までの階段上りを、楽なペースで登ることができました。
時間こそかかってしまうものの、登り切った後の疲れや負荷を考えると、運動時間が長ければ長いほど、ファイブフィンガーズで登った方が楽であるように思います。

物事を長く続けようと思ったら、負担やロスを削った穏やかな動きが良いということになりますね。
時にはスプリントのような激しい進み方が必要な時もあるかと思いますが、その辺りは歩き方も含めた使い分けができるようになりたいですね。

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