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経営者はどうしてサウナ好きが多いのか?

今日も家の近くのサウナで整ってきました。
そういえば、経営者って結構サウナ好きの人が多いんですよね。
特にIT系の若い経営者にその傾向が強く、会うとサウナ論議になることもしばしばでした。

因みに私ですが、実は昔はサウナとかなんの興味もない、というかむしろ嫌ってましたね(笑)
そもそもなんで熱さ我慢大会みたいな真似をせにゃあかんのか、というのもそうですし、私みたいな昭和のおっさんだと、若かりし頃のサウナといえばホテルに泊まるお金がない時の簡易宿泊所みたいなイメージ。
なにせ私もど貧乏時代によく使ってた原体験から、貧乏くさい、不潔、怖いという三拍子そろった施設という、とんでもない偏見を抱いていました。

今時のちゃんとしたサウナからすると、とんだ風評被害です。

そのイメージがガラッと変わったのは、ある悩み事を抱えていた時、なんの考えもなしにサウナによった時のことでした。
経営者というのはとかく悩みが多いもので、しかも立場上人に相談もできず、ストレスも発散できないことも多いものです。
そういうストレスというのは、内面だけでなく体調にも影響を及ぼすもので、夜はよく眠れないし、なんとなく体がこわばっていたり、肩こりが酷くなったり、疲れが取れなくなったりと色々と調子が悪くなることに繋がります。

そんなわけで、当時の私も慢性的になんとなく調子がでない状態でしたが、なんとなしに入ったサウナで、なぜか少し気が楽になるのを感じたのです。
むちゃくちゃ熱いサウナから、キンキンに冷えた水風呂に入るという、極端から極端に振れる行為の中では、当然余計な事を考える暇もありません。
そしてその状態で休息することで、一気に緊張が解ける経験をしたのです。

よくサウナが好きな人はこの時を『ととのう』という言い方をするのですが、それまで私はその、ととのう、というのはどういう意味だかさっぱりわかりませんでした。
しかし、その時直感的に思ったのですね。
ああ、なるほど。
『ととのう』というのは『自律神経がととのう』ということなのだと。

自律神経が活発になることはもちろん誰にでもよい効果と言えそうですが、特に内面にストレスをため込みやすい経営者こそ、サウナの効果を感じやすい種族なわけで、経営者にサウナ好きが多かったのは、それなりの理由があったわけです。

ということで、私も今では近所の会員制サウナの会員になって、リタイアを機にここぞとばかりに好きな時にサウナに行く日常なのです。