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コロナ鎖国で日本が失ったもの

語学は全然なのですが、一応その昔とある会社の海外事業部の立ち上げにかかわったことがあります。
で、久々にその会社の担当役員と会う機会があり、『調子はどう?』って聞いてみたら、なんと、この数か月というもの売り上げが爆増しているとのこと。
特にシンガポール支店はコロナ前の5倍近い売り上げ増なんだとか。

彼によれば、シンガポールをはじめとする東南アジア各国もそうですし、欧州も完全にコロナ空けして、その分のリベンジの勢いが凄く、いまだにコロナコロナと騒いでいるのは日本と中国ぐらいとのこと。

まあ、これは若干大げさとしても、海外にいるどの友人に聞いても、『なんで日本に行くのがあれほど厳しいのか理解できない』と言ってますし、本当の病人以外マスクもしていないので、街中でマスクをするとかえって気味悪がられるなんて言ってる人もいましたね。

この手の話を一般化していいのかどうかはさておき、一般の日本人や日本企業がコロナ鎖国をして海外に出なかったり、あるいは海外とのビジネスをストップしている間に、世界は大きく変わったことは事実だといえそうです。

目下コロナだけでなく急激な円安もあり、日本の海外ビジネスは先細っていくばかりの感がありますが、その一方で先んじて海外で根を張った企業は、他の日系企業がストップしている間に、どんどんビジネスを広げているわけなんですね。

コロナ後の経済の立ち上がりという一瞬のチャンスをものにした国や企業と、依然としてコロナで萎縮するばかりの国や企業とは、すでにとんでもなく大きな差がついていることを、そろそろ気づかないと危ないかもしれませんよ。