選挙があるたび思うこと
参議院議員選挙が今週末ある。
当日は予定を入れてしまっていたので、早々と期日前投票を済ませた。
自分の属する地域の候補者1人と政党を選ぶ方法。
毎回思うのだがなんとかならないのだろうか?
論点となる政策以外に力を入れてほしい政策があるのに。
投票したい人は地域外にいるのに。
自分の意見にぴったり合う政党がないのに。
そもそも、有名人でもない限り、選挙期間中はもちろん、選挙期間外にも国会議員の候補者に会ったことがほぼないし、どこに行ったら会えるのかもわからないという人が多いのではないか? 地域の行事によく参加していると見かけることもあるが、子どもが大きくなった今はその機会もない。
ところで、投票所というのは選挙管理委員会が運営しているのだと思うが、地域のさまざまな役員をされている方が含まれているようだ。
昨年地元の投票所に久しぶりに行ったところ、なんと小・中でPTA本部役員を一緒にしていた人たちが加わっていて驚いた。もちろん、PTAと直接つながっているわけではない。役員というのは、この辺りではやりたい人にやらせてはいけないという鉄則があるらしく、良く言えば「口コミによる推薦」により、「他に適任者がいないのならやりましょう」という善意でやることになる。そんな人を地域はPTAだけで終わらせない。地域のさまざまな役の人手が足りなくなるたび声をかけるのだろう。
地域とつながることは悪いことではない。同じ地域にこれからも長く住もうと思ったらいいことかもしれない。少なくとも今まではそうだった。
でも、これからの時代、同じように続けていくことはどうだろう?
そして、まさかその役は無償ではないだろうね?
コロナ禍3年目、いろいろなことを経て自分が本当は新しいもの好きだったことを改めて認識した。すると、世界の見え方が変わるものだ。
学校システムはもちろん、選挙のやり方も、社会がこれだけ変わっているのに全然新しくないじゃないか!って思うようになった。
そんな矢先に見つけたこの本。
知り合いにすすめられて、成田悠輔氏の動画をいくつか視聴してハマり、初書籍が出るということで文字で読めることを楽しみにしていた。
私たちはすぐ答えを求めたがるが、誰もが納得する正しい答えなんてない。だから、この本を読んだから答えが出るわけでもないのだが、全く実現不可能だというわけでもなさそうな気がしてきて、先行き不安な気持ちがちょっと和らいだ。
良い方向か悪い方向かは知らないが、社会はほうっておいても少しずつは変わっていく。でも、今は歴史に残る大きな変化があってもいいのでは? 自分では変化を起こす力はないけれど、生きているうちに変化を見てみたい。そしてその変化になんとか乗っかりたい。
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