見出し画像

Web出願!これだけ知っておくと安心。

Web出願を終えた人もこれからの人もいる、受験シーズン真っ只中。
Web出願は、一見簡単そうで、これが結構手こずるもの。全部スムーズにいけば、万々歳。何度か経験してわかったことをここにまとめておく。

親の時代は、各学校専用の願書に手書きで記入し、写真屋や学校で撮った証明写真を貼り、専用の振込用紙で金融機関に受験料を払い、領収書を願書に貼り、受験先へ郵送するという手順だった。

今は、手書きで記入する内容をWeb上に入力、写真もデータで送信、受験料支払いもWeb上でできてしまう(選択した支払い方法による)ので、あとは必要なものを郵送するだけ。

ところが、各学校・大学毎にシステムが異なるため、手順が少しずつ違う。複数校を受験する場合、混乱することが予想される。細かい手順は各学校・大学で公開されている募集要項・入試要項等(マニュアル)を見ればだいたいわかるが、いざ出願となって慌てないように、ポイントをおさえておきたい。


事前に準備するもの・こと

パソコンかスマートフォン

両方に対応しているWebサイトが多いが、できたらパソコンをおすすめする。間違いをなくすため、また受験者本人と保護者でダブルチェックをするには大画面の方が便利。
フリーズすると焦るため、使用頻度が低い場合は、出願前に動作チェックをしておくとよい。

プリンタとインク

書類の印刷の際に必要。プリンタも動作チェックをお忘れなく。
カラー印刷に必要なインクが足りているか、半分以上使用済の場合は、予備のインクを購入しておくとよい。
いざという時には、コンビニなどで印刷もできるが、その場合も事前に必要物や手順を確認しておくと安心。

印刷用紙と封筒

印刷用紙は、普通の白色A4用紙でよい。印刷に失敗した時のために、多めに用意しておくとよい。
封筒は、A4用紙が折らずに入る角2封筒が一般的。同じ大学に複数出願する際、別々の封筒で郵送しないといけない場合もあるので、こちらも余分に用意しておく。

証明顔写真

3か月以内に撮影した背景なし、無帽、正面向き等の条件にあったもの。大学によっては、そのまま学生証の写真として使われる。自撮りする場合、肩に服のしわができてしまったり、目線がうまく合わなかったりと、思わぬ時間をとるので、撮り慣れていない人は早めに用意する。印刷したものを用紙に貼る場合(大きさ指定あり、通常4㎝×3㎝)と、写真データをアップロードする場合(Web上で拡大・縮小等多少の加工はできる)があるので、両方に対応できるようにしておくとよい。

メールアドレス・ユーザーID・パスワード等

出願情報の登録完了、支払い完了等の際に受信確認できるメールアドレスを用意しておく。あまり使用していないメールアドレスの場合は、受信できるかどうかの確認もしておくとよい。
出願情報を後から確認したり、合格発表・入学手続きをWeb上でしたりするために、ユーザーIDやパスワードに当たるものが必要になる。管理番号やセキュリティ番号といった名称で、出願後に指定されるパターンから、ユーザーIDもパスワードも自分で決めるパターンまで、システムによってそれぞれ違う。マニュアルを見て必要であれば、ここに時間を取られないようにあらかじめ決めておくとよい。

支払い方法の確認

クレジットカード、ネットバンキング、金融機関ATM払い、コンビニエンスストア払いなど、学校・大学によって違うので、どんな方法が使えるかマニュアルで確認しておく。
支払い方法は学校・大学の管轄外なので、マニュアルに手数料が掲載されていないことがある。手数料は、学校・大学によって異なる。おそらくクレジットカードが一番手数料が高いのではと思われるが、残高がなくてもWeb上で済ませられるのが便利。ATM払いやコンビニ払いの場合は、いったん手続きを中断して、現金を用意したり、払いに行ったりする時間が必要になる。ATM払いの場合は営業時間も調べておこう。慣れていればネットバンキングでの支払いがおすすめ。

出願締め切り日の確認

どれだけ事前準備をしっかりしていたとしても、不測の事態がおこることもある。例えば、パソコンが起動しない、プリンタの機嫌が悪くなった、通信状況が悪い、メールが受信できない、支払いがうまくいかない…など。
締切日は、郵送の消印有効なのか、必着なのかも要確認。多くの学校・大学が「書留速達」郵便を指定しているので、窓口営業時間、配達日数も考慮し、ギリギリにならないよう、余裕を持って出願手続きをする日を決めておこう。
保護者が手続きする場合でも、受験者本人に聞かないとわからないアンケートがあったりするので、受験者共々都合のよい時間帯で。
祝日・連休がある週は郵便局・金融機関の休業日に当たることもあるので要注意!

本登録

出願情報の登録

大まかに分けると、

  • 受験を希望する入試方式・学部・学科、日程

  • 受験者の情報

の2種類。
ユーザーIDやパスワードに当たるものをメモし、別日にアクセスする際に困らないようにしておく。

証明写真

受験票に使用する写真。出願時に写真データをアップロードするパターンと、受験票に貼って受験当日持参するパターンがある。後日送られてくる受験票に貼る場合は、Web出願時の手順に入っていないので、焦らないように。

受験料等の支払い

受験料+手数料を、選択した方法で支払う。ATMやコンビニ払いの場合は、支払いに必要な番号が表示されるので、メモするなり、印刷するなり、写真に撮るなりしてから支払いに行く。
支払いが完了すると、支払い完了メールが届いたり、Web上に支払い完了の表示がされる。

必要書類の印刷

システムによっては、支払いを完了しないと印刷ができないようになっている。PDFファイルがダウンロードされ、各自で印刷する。印刷される主なものは、

  • 出願内容確認票

  • 本人控

  • 封筒に貼る宛名ラベル

  • その他

学校・大学によって印刷されないものがあるので、詳細はマニュアルで確認する。

Web出願完了後

書類の郵送

Web出願・支払いを済ませてほっとしたいところだが、必要書類を確認して、郵送を忘れずに。
宛名ラベルに個人情報が満載なので(これは受付処理上仕方ないのかもしれないが、学内で記号化するなどしてなんとかしてほしい)、どこの郵便局から出すかも考慮したい。
郵送代は2024年1月現在、簡易書留速達、角2封筒サイズ50gまで730円。

受験票

受験票は、郵送されるパターンと、時期が来たらダウンロードするパターンがある。どちらのパターンになるか確認し、郵送される時期に郵便物をチェックしたり、ダウンロードして印刷したりして紛失しないようにする。
ダウンロードしたり、Web合格発表を確認したりする際に、ユーザーIDとパスワードに当たるものが必要になるので、なくさないように管理する。
写真のアップロードをしていない場合は、受験票を手に入れた後、写真を貼るのを忘れないように。

その他

少しでも印象を良くして、合格に近づきたいという思いから、印刷は上質の紙にする方がいいのでは?とか、郵送する際にクリアホルダーに入れた方がいいのでは?と考える人がいるかもしれない。
しかし、多量の出願を扱うので、一次受付処理をする人と、合否を判定する人は基本的に別と考えた方がよい。
印象を悪くしないために、不備にならないようにすることの方が重要だと思う。
入力間違い、入力漏れ(特に郵便番号検索で入力した住所以降)、必要書類の入れ忘れ、必要条件に合わない写真、などは不備になる。
これらのチェックをしっかりと!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?