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緒川小学校のある東浦町に行ってみた。

いい教育をしている公立の学校を見つけ、自分の子を通わせたいと思ったとする。でも、引越す前にそこに長く住むことを想像して立地をよく調べた方がいい。

昭和時代から画期的なオープンスクールとして「指導の個別化・学習の個性化」の研究・実践を推進している東浦町立緒川小学校の立地を見てきた。
学生時代から噂には聞いていたけれど、今回初潜入。名古屋に住んでいるとちょっとハードな通学路。

最寄り駅はJR緒川駅。東海道線大府駅(名古屋駅から新快速で15分)で武豊線に乗り換える。平日の朝夕は通勤・通学客用にそこそこ本数があるが、昼間は1時間に2本しかなく、2両編成でワンマン運転。緒川駅は乗降者数は比較的多いが無人駅。
一応イオンモールが駅前にあるものの、静かで自然が多く、以前住んでいた滋賀県を思い出す。

ここから小学校までは徒歩10分くらい、ゆるやかな坂道を上っていく。道は狭く車とすれ違う時は要注意。まっすぐでないが、方向さえ間違えなければ着ける。

周囲がウォーキングコースになっているので歩いてみた。
実は隣に中学校があることを知らなかったため、小学校だと思い込んでいたところが中学校だと気づき、焦る。
最後の最後でかなりカーブした細い道を下れば元の道に戻るが、迷路に迷い込んだようで引き返した方が早いのでは不安になった。

東浦町のメイン地区は東部(JR沿線)と西部(名鉄沿線)に分かれている。徳川家康のお母さんの出身地としての観光スポットがある。

大府〜緒川駅間は2駅なので、名古屋だけでなく、刈谷市や安城市などトヨタ関連の企業が多い都市にも出やすい。
都市に出たい(働きたい、買い物したい)けれど、自宅では静かに暮らしたいという人には向いているかもしれない。
子育て支援に力を入れているようなので、これから子育てを始めたいという若い世代にはいいのでは? 駅近くに高層マンションもいくつかあった。

小学校はここでいいとして、その後の進学先は?
中学校が隣にあるので、ほとんどの子はそのまま公立に進学するのではないかと思われる。私立に進学する子が多い地区は、駅前に有名進学塾がありそうだが、短時間の滞在時では見かけなかった。

高校で(中学からでも)名古屋に出ることになったら、ギャップがあり過ぎて遊びまくってしまうかもしれない(笑)。名古屋周辺の地区ではよくある話だ。

私立小・中学は愛知県内は数が少ない。公立小・中学校の教育は地区によって差がある。子育て環境を考えて引越しするなら、高校までの18年間を考えてみたいものだ。

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