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これまでの子育てを振り返る

7歳前後の子どもは、身の回りのことが自分でできるようになって、集団生活にも慣れてきて、「この世は我がモノ」のように自信満々になる。親も子育ての3分の1が終わり、自信がついてくる。

その後、小学校生活にも慣れて、留守番とかお遣いなどできることが増えてくると、親はこのまま子育てから少しずつ解放されるんだと期待感でいっぱいになるのだが、子どもの方は周りの大人たちに守られていた時期から、自分でやらなければいけないことが増えてストレスを抱えることもある。

その時期を乗り越えると、いよいよ子どもが将来上手くやっていけるのかが少しずつ見えてくるため、親はさらに子どもにいろんな期待をかけてしまう。
思春期に入る前なら、まだ親が主導権を握ることが可能だから。

お腹にいた時は、無事生まれてくればいい、生まれた直後は、健康に育ってくれればいい、幼い頃は、自然の中でのびのび育ってくれればいいと思っていたはずなのに…
いつのまにか社会の競争に親子ともに巻き込まれてしまっているのに気づく。

子育てが終わるまであと3分の1であるはずの思春期は、世の中に疑問を持った子どもが大人に挑戦状を突きつけてくる。親は、自分の子育てが間違っていたのでは?と自分を責める。

こんな時は…

初心に返る。
生きていれば良し。健康であれば良し。
世の中に自分の居場所を見つけたなら、そこでのびのび暮らせれば良し。

幼い頃はどんな子どもだったかな?
基本的な性質は変わっていないよね?

思春期は親に話をしなくなるとよく聞くが、話をする子もいる。しかしどちらも断片的な情報でしかない。

親が子どもに入り込む比重を減らしていく。親も親の役割以外の自分のことを考える。

何事もバランスが大事だと思っている。バランスが崩れたことに気づいたら、気づいた時に修正していけば良い。バランスのいい状態は長くは続かないものだから。

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