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コミュ障がPTA広報部長をした件 第1章 祝!PTA学級委員選出

前回のお話

PTA学級委員選出会議とは

 我が子の通う小学校では、1月後半の土曜授業日が参観日となっていて、これを利用して次年度のPTA学級委員選出会議が行われている。我が家は長男入学から4年次までが免除(次男が未就園児)であり、選出対象となったのは長男が5年生になる年からだ。この年はコロナ禍が始まって初めての冬のシーズンであり(令和3年1月)、感染拡大を懸念した学校とPTA本部が選出対象者だけを学校に呼び出し抽選会を実施することになったが、所用(寒い・面倒くさい)により委任状を提出し放任した。選出対象初年度は厳選なる抽選の結果、学級委員に欠員が出た際の補欠に当選した。補欠の序列が5番目なので、欠員が続出しない限りは何事もない。実際、何事もなかった。なお、学級委員の他に地区委員もあるのだが、こちらはどういうわけか立候補で必要数が集まるし、日頃の行いが良いのか補欠にも当選したことがない。

その時がやって来た!

 そして、長男の小学校最終学年のPTA学級委員選出の時期がやってきた(令和4年1月)。この年も感染拡大予防の名の下に、対象者だけを学校に呼び出し選出を行うとのこと。参観がないのならば行くのが面倒だなと早々に委任状を提出して放置態勢に入った。まさか2年連続当選することはなかろうとたかを括っていたところもある。
 当日、乾燥とマスク着用からくる肌荒れが限界に到達したため、選出会議の時間帯は皮膚科を受診していた。薬局で調剤待ちをしていたところ、スマホの着信音が鳴った。
「○○小PTAの△△です。次年度学級委員選出の結果、選出されました。詳しくはお子様に書面をうんぬんかんぬん…」
「学級委員の件はわかりました。今、手が離せないので切ってもいいですか?」「すみません。ではよろしくお願いします」
と、やり取りしたとこで薬の順番がやって来た。手が離せないのは本当であり、大人な対応じゃないコミュ障の対応だなと思いつつも手短に切り上げて帰宅し、とりあえず軟膏を塗りたくった。

そもそものPTAに対する考え方

 私の小学校PTA活動に対する姿勢は、積極的に関わらないが逃げもしないである。そのため、選出対象となってもPTA学級委員も地区委員も立候補すらしていない。選出会議も自分でくじを引くことにこだわってはないし当選したらしたで別に構わないので委任状提出をしている。一方で、長男が5年生の頃、次男の幼稚園でクラス委員に立候補し活動していた。幼稚園でのPTA活動は興味本位でやってみたかっただけである。実際に活動をしてみると、子どもの幼稚園活動につながる活動が主でたいへんやりがいがあったのと、保護者が自分よりも若い世代であったこともありかなり現代的で柔軟な取り組みをしていて驚いた。きっと、小学校のPTA活動は園のように女性主体ではなく本部役員で男性も(強制的に)参加しているから、現代的であるだけでなく効率的なんだろうなと期待しつつも、自身が小学校時代に親がしていたPTA活動を思い出して面倒だなと思いながら新年度からの活動に思いを馳せていた。

つづく

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