中年の危機を乗り越えるカギはコミュニティー
■「中年の危機」とは
中年の危機は、40歳から60歳の間ごろに起きると言われています。
第二の思春期とも言われ、心が不安定になったり、鬱状態になったりしやすい時期です。
家族においては、親が亡くなったり、子どもが親元を離れたり、が起きやすい時期です。
仕事においては、サラリーマンなら今の会社での最終地点が見えてくる、自それ以外の方でも同じ仕事をしがちな時期です。
「このままでいいんだろうか」
「残りの人生をどう過ごしていくか」
誰もがこんなことを考える時期でしょう。
危機という言葉は、ネガティブなイメージを持ちやすいですが、スイスの心理学者ユングは、中年の危機を
「これまでの価値や理想がひっくり返るような人生の時期」
であると表現しました。
良い方向にも悪い方向にも行くことができる時期といえそうです。
それでも、この時期になると自分の人生を諦める人たちも増えてきます。
自分自身を振り返っても、40歳になってからは、人生の守り戦略について考える、変化を好んでいない時期もありました。
特に問題になるのは、
環境が固定化している人
です。
同じ場所にいて、同じ人とだけ会話する。
刺激が無いから知らない間に、元気がなくなり、あっという間に1年が過ぎる。
若いときは、進学、就職、など自分1人で行動しなくても周りに合わせていれば、環境が変化していました。
40代になると自分から行動しなければ、環境は固定化します。
■救ってくれるのは自分と同じ価値観のコミュニティ
私は、今の時代だからこそ、中年の危機を乗り越えるのは、コミュニティーだと考えています。
「自分に合ったコミュニティーに所属すること」
仕事でも、勉強でも、趣味でも、いいです。
その中でも1番良いと思うのは、自分と同じ価値観のコミュニティーに所属するということです。
価値観が同じといっても、年齢や性別、職業、住んでいる場所は全く違います。
だから、いろいろな刺激やチャンスをもらうことができます。
同じ価値観の人たちであれば、ありのままの自分が認められる。
自分を無理なく表現できる
仲間があなたらしさを教えてくれる
自分らしさを理解し、自分で自分を受け入れると、新しいことへの挑戦意欲・興味が出てきます。
自分も周りも変化していきます。
止まっていた人生が動き出します。
■自分に合ったコミュニティーの見つけ方
そうは言っても、どこかのコミュニティーに所属するのは多くの人にとってハードルが高いです。
私は子どもの頃から既にできているコミュニティーに後から入るのが苦手です。
だからその気持ちがとてもよくわかります。
まずは1番簡単に入れそうなコミュニティに入ってみましょう。
・お金がかからない
・友達に誘ってもらった
・何もしなくていいSNS上のグループ
・顔出しNGオッケー、ニックネームオッケーのグループ
まずは、ここ良さそうだなって思う場所の中で一番入りやすそうなコミュニティーに入ってみましょう。
コミュニティーの仲間は、
自分が知らない世界に連れて行ってくれます。
自分が落ち込んでいるときは助けてくれます。
思春期に仲間は必要です。
第一の思春期に仲間がいなかった私のような人は特に仲間が必要です。
第二の思春期を最高の時代にするために必要なのはコミュニティーです。
中年からでも青春を送りましょう!