安達 榮多郎(Eitaro Adachi)

30歳、飲食店勤務。 2025年に自分の店を持つことを目標としている。 主に思い出や、日々感じたことについて書きます。

安達 榮多郎(Eitaro Adachi)

30歳、飲食店勤務。 2025年に自分の店を持つことを目標としている。 主に思い出や、日々感じたことについて書きます。

最近の記事

#17 かっこ悪くても素敵にやっていきなさい

#17 かっこ悪くても素敵にやっていきなさい  先日久しぶりの友人と食事に行った。 自分の店について、仕事を依頼していた大学時代からの友人だ。 酒の勢いもあったが、でかい夢を語っている中で、私の弱いところをつかれた。 「.これから独立するのに、夢を持つのも良いけど、等身大の自分が見えてない。 そんなにすごい奴じゃないんやから、素直に謙虚にやりなさい。」 と。 言われているその時からはっとした。 それこそ自分のパンの大師匠から同じことを言われたことがある。 「自分のや

    • #16 情熱的に生きたいと思っていたのに。

      フレンチシェフの三國清三シェフの「三流シェフ」 仕事を辞める数ヶ月前に、情熱を取り戻そうとして買っていた本だが、結局は激務と精神的にまいっていたのもあって読めていなかった。 退職して数ヶ月経ち、少し元気になったので改めて読んだ。 貧乏な家を出て、下っ端仕事で鍋を磨き続けた三國青年が、その真っ直ぐな姿勢で日本のトップのフレンチシェフになっていく物語だ。(実話を物語と言っていいのだろうか。) この仕事を初めて、様々な料理人やパン職人の方の物語に触れてきた。 その全てが自分で

      • #15 世紀末の砂漠、エンジン音。

        #15 世紀末の砂漠、エンジン音。 6月19日「マッドマックス:フュリオサ」を観る。 怒りのデスロードが2015年と約10年前ということでまず驚きだが、確かに大学生の時に見た記憶がある。 流石にもう随分と話の内容は忘れてしまっていたが、当時怒りのデスロードを観た後にシリーズを全作観るほどはまったので今回も1人で観に行った。 内容は簡単にいうと親を殺された娘の復讐劇なのだが、やはり僕はこのシリーズの世界観の独特さがなんとも気に入っている。 よくある復讐劇系の物語を観てい

        • #14 おもちゃとマンガを捨てても

          2024年6月2日。 Zepp Namba にて「小山田壮平 バンドツアー」に参加。 僕が小山田さんを知ったのは高校の時。 音楽好きの同級生に教えてもらって、当時小山田さんが組まれていたバンド「andymori」を聴き始めた。 中学で「ゆず」高校初めは「甲本ヒロト」にはまっていた僕にはとても新しい感じのサウンドで、衝撃を受けたような記憶がある。 そこから大学に入って、ギターを始めて、andymoriのコピーなんかもするくらいハマった。 それでもライブに参加することはな

          #13 天然酵母の山形食パン

          #13 天然酵母の山形食パン 仕事をやめて約1月たった。 身体と心のバランスを取り戻しつつある。 来年の開業に向けて、テナントを探したり、家庭用のオーブンレンジでパンの試作など。 やれることを少しずつやる。 店の食パンはホシノ天然酵母を使ったものにしたい。 山形はリーンな生地、角食はリッチな物にしようか。 そんな事を考える時間は何よりも愛おしい。

          #13 天然酵母の山形食パン

          #12 夢を語る事を恥ずかしいことみたいにしないことにしてみる。

          #12 夢を語る事を恥ずかしいことみたいにしないことにしてみる。 仕事を辞めることにした。 昨年体調を崩した時にもう限界といいつつ、まだなんとかできるんじゃ無いかと自分に言い聞かせて騙し騙しやってきていた。 だがそれにもついに限界が来たのだ。 息を吸うと肺が痛む。 呼吸が浅くなるので、昼を過ぎる頃には頭が真っ白になってしまうようになった。 以前も書いたが物理的に体に悪いところがあるわけでは無い。 「存在しない痛み」が「ある」状態。 昔どこかで、「生き物が死んだ後、酵

          #12 夢を語る事を恥ずかしいことみたいにしないことにしてみる。

          #11 止まらない咳と存在しない痛み

          #11止まらない咳と存在しない痛み 3月後半から風邪気味だった。 仕事はなかなか休めないのでなんとか行く。 2週間ほど経っても治らずに放置していたら、咳のしすぎで肺が痛くなってきた。 流石に肺に穴が空いているんじゃ無いかとすら思えてきたので、仕事終わりに診てもらえる病院に行く。 レントゲンを撮ってもらってわかったが、肺はなんともなっていなかった。 こんなこと言ったらほんとに穴が空いてる人に申し訳無いが、気持ち的には「穴の一つや二つ空いてろよ!」くらいの気持ちだった。

          #11 止まらない咳と存在しない痛み

          #10 赤子のように恐れている

          #10 赤子のように恐れている 大好きな映画や漫画やお笑いから、なにか凄まじいエネルギーをもらうことがある。 おおよそほとんどの人がそういった経験があるかと思う。 そんな時、ついついネットでみんなの感想なんかを検索してしまう。 検索してみると同じ作品に触れて、同じように熱を感じた人たちが、ネットにはたくさんいて、嬉しい気持ちになる。 一方で困るのが、「何が面白いのかわからなかった。」や、「全然わからん、〇〇の方が良い。」と言った意見もたくさん目に入ることだ。 R1グ

          #10 赤子のように恐れている

          #9  もしも夢を諦めていたら

          #9 もしも夢を諦めていたら 映画「LA LA LAND」を今更観た。 公開当初ものすごい反響があり、ネットでもだいぶ話題になったのを覚えている。 日本で公開されたのは2017年2月24日。 当時の事を思い出してみる。 2016年に大学を卒業した僕は、飲食店開業を夢見て、少し大きめの飲食企業に入社して、大学時代に付き合った彼女を残し、大都会東京の店舗に配属。 仕事はうまくいかず、彼女とも別れて、卒業から約半年で京都に帰った。 帰ってからはなんとかしなければとすぐに小

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          #8 少年はお笑い芸人になりたかった

          #8 少年はお笑い芸人になりたかった 僕は現在、飲食業に携わっているが、就職活動を始める大学4回までは、本当に何の仕事をするか決まっていなかった。 今の職業についているのも、何となくサラリーマンとして働くイメージがつかなかったからというだけの理由で始めたものだ。 今でもたまに、自分が本当にやりたかった事について考える事がある。 小学校を卒業するまでは、父は陶芸家として生計を立てており、母は専業主婦だった。 小学校の卒業アルバムか何かには、将来は普通のサラリーマンになる

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          #7 雪の夜、走馬灯に残る景色を見た気がした。

          #7 雪の夜、走馬灯に残る景色を見た気がした。 2024年2月5日。 東京は雪。 テレビが大騒ぎしている中、僕は夢の国、ディズニーランドにいた。 朝早くからバス、新幹線と乗り継ぎ、京都からはるばる東京へ。 田舎から行く人は皆そうなるのだが、数日前の雪予報で予定を変更することはできない。 我々もまぁなんとなく大丈夫かくらいの気持ちで行くことにした。 おおよそ10時くらいに現地に着き、まずは妻と被り物を物色。 トイストーリーのレックスに顔が食べられてる形になるものをお揃いで

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          #6 僕も誰よりも早くいい席で、いい景色が見たかった。

          #6 僕も誰よりも早くいい席で、いい景色が見たかった。 2024年になった。 去年は大変で、仕事に追われて勝手に追い詰められ、結果ストレスをコントロール出来ずに病気になってしまった。 スタジオジブリの名プロデューサーの鈴木敏夫氏が、「自分のために働いてる奴が、鬱になる。」と言っている記事を見て、「あぁ、まだ僕は自分の為にやっているのか」と悲しくなった。 なんとか薬を服用しつつ仕事を続けることができ、最近は薬もようやくなくす事が出来た。(通院すぐ辞めてしまってすみません。)

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          #5 もし魂が時をかけれるなら、僕は君と同じかもしれない。

          #5 もし魂が時をかけれるなら、僕は君と同じかも知れない。 ふと思い出した、オカルトチックなお話を。 両親はよくオカルトの特番番組を観ていた。 特に僕が子供の頃、だいたい20年ほど前は「たけしのTVタックル」で超常現象の特番がされており、両親と一緒に欠かさず観ていた。 UFOや雪男、終末予言を真剣に観ては、想像力をフルに稼働させて、勝手に恐怖していた。 その時の影響か、大人になっても都市伝説やオカルトが結構好きだ。 普段YouTubeはあまり見ないが、「都市ボーイズ」と

          #5 もし魂が時をかけれるなら、僕は君と同じかもしれない。

          #4余裕と少しのユーモアがあれば

          #4余裕と少しのユーモアがあれば 2月にディズニーランドに行くことになったので、妻がまだ見たことの無い「パイレーツ・オブ・カリビアン」を2人で鑑賞した。 ご存知の方も多いとは思うが、2003年に公開されたカリブの海賊をテーマにした冒険ファンタジー活劇だ。 初めて見た時の事を、僕ははっきりとは覚えていないが、親がDVDを買っていたので何度も見た記憶がある。 そして何度観ても、観終わった後はがならずこう思う。 「俺にもジャック・スパロウみたいに余裕と、少しのユーモアがあれ

          #4余裕と少しのユーモアがあれば

          #3修理が必要なコーヒーマシーン

          #3修理が必要なコーヒーマシーン ラジオが好きだ。 中学3年の頃、運送屋をしていた父親がお客さんの不用品のラジオを持って帰ってきた。 メカメカしい見た目がすごく好きで、受験勉強をしながらよく聞いていた。 大人になってからはなかなか聴くことが少なくなってきていたのだが、最近になってSpotyfiのアプリを入れ、ポッドキャストを聴きまくっている。 最近衝撃を受けたのは、「デドコロ」という、芸人が2か月ごとに交代でMCを務めるラジオ番組。 2024年1月14日オンエアの『永野

          #3修理が必要なコーヒーマシーン

          #2雑草などという草はない!

          #2雑草などという草は無い! 個室ビデオで北野武監督の「アウトレイジ」を鑑賞。 同作は1度すべて観たことがあったが、こんなタイミングで再び観ることとなるとは、、、。 普段自分は何かに怒るということが少ないので、こういった裏社会的な題材のものを観るのがとても刺激になって、良い。 体調が悪い中観るものではないなと思いながらもぼーっと観た。 これは誰とも共有した事がないので、もし違ったら申し訳ないのだが、適応障害やうつになるタイプの人間は、全員本作の主人公「大友」なのだと思う。

          #2雑草などという草はない!