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日本保守党~人の死に際して

日本保守党特別代表の百田尚樹氏は、私が知る限り3回、人の訃報についてメッセージを発している。やしきたかじん(2014年死去)、安倍晋三(2022年死去)、鳥山明(2024年死去)の3人についてである。なお、この方たちについての敬称は略。

百田氏が発したこれらのメッセージはどう受け止めればいいのだろう。以下、この3人のそれぞれのケースで事実のみをまずは記す。

★ やしきたかじん

2014年にたかじんが死去したあと、再婚相手の女性への取材などをもとに百田氏は{殉愛}というストーリーを出版している。たかじんの再婚相手が癌に侵されたたかじんを必死に看病する純愛ノンフィクションということだった。ここで、遺族である娘さんが、闘病のたかじんや再婚相手の奥さんに酷いことをしたという話が盛り込まれる。しかし、こうした話は事実ではなく、激怒した娘さんは訴えることに。最終的に、裁判所は百田氏に名誉毀損などで365万円の支払いを命じる判決を出す。他にもたかじんのマネージャーに対し275万円を支払うように命じる判決。合計600万円を超える、かなりの高額な賠償金を払うことを命じられた。

★ 安倍晋三

2022年7月8日11時30分過ぎ、奈良県の近鉄奈良西大寺駅前で安倍元首相が銃撃される。一報を受け妻である安倍昭恵氏は収容先の奈良県立医大病院に向かった。夫の無事を祈りながら。誰もがいち命をとりとめる事を願っていた頃・・・百田氏は安倍元首相が死亡したこと、これからライブをやることをX(当時ツイッター)にて発表。16時59分だった。

奈良県立医大による死亡確認は17時3分。さすがにこれは批判を浴び、百田氏は反省をしていることを表明した。

ところが、百田氏はこんどは安倍晋三国葬の際、葬儀会場にて遺影を背景に自身を撮影しXに投稿。これにも多くの批判の声が湧き上がった。

★ 鳥山明

かねてからワクチンに懐疑的、否定的な論調が見られる日本保守党。

これについては添付の前回の記事でも詳しく書いてあるが、2024年3月1日、鳥山明氏の死去に関し、百田氏はこのようなツイートをしている。

以上が事実。どうだろう?なぜ人の死を静かに見守るということができないのだろうか?人の死は厳粛なものであるのに、名誉毀損するような本を書いたり、葬儀会場で自撮りをしたり、ワクチンへの主張を拡散したりするのだろう?

ここまで来ると破天荒とかキャラとかで言い訳できるものではないだろう。


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