実は似た者同士、右翼と左翼

右翼も左翼も違いはある一方、共通点がある。それは現状否定、現状変更を目指すというところ。今の社会をこわしたい、ゆさぶりたい。だから政権を売国奴！とか、軍拡反対！とか言って叩く傾向がある。そして、その構成員（ネットでついてくる人たち）を含めて閉鎖的で、自分たちの価値観が最高なもので外部の価値観を否定。信奉する対象に無条件に盲従。これがスピリチャルなところ。

スピリチャルの右翼左翼は、一般人が眉を顰めるようなことを平然と口にして仲間内で盛り上がる。ネット番組やトークイベントなどで山上容疑者を賞賛した法政大の島田教授や漫画家の石坂啓など、おおよそまともとはいえない発言がそれだ。

世間からみると異常でありえないことでも、カルトやスピリチャルの世界では賞賛をうける。狭い世界で自分たちで悦に入っている。これにネットが結びつき、いわゆるエコーチェンバーの世界が出来上がる。右翼左翼も行き着く先はカルトという共通点。案外乗り換えもスムーズだったり。

こうしたネット上のスピリチャル世界の特徴は自分の価値観を発信、他者の価値観を攻撃、排除している所だ。結果、自分たちの意見しか自分の耳に入らず、自分たちの考えだけが世界のメジャーという見え方。これがエコーチェンバーだ。