小学生の子どもと不審者

12月に入って、子どもの通う小学校から不審者情報がしばしば入るようになった。
3年生の次男の同じクラスの女の子が、朝の登校中に、車の助手席に座る男から突然スマホを向けられて写真を撮られたというのだ。
この連絡は学校のメールからもあった。12月2日。
さらに、帰宅途中で同じ通学団の男の子も不審者を見たという。
ついに、次男も友だちとの帰宅途中の道で、不審者にスマホを向けられたという。興奮気味で走って帰ってきた。12月12日。
その日、私は在宅していて暇ではないが対応可能だった。
学校からあった不審者に関するメールの指示の通り、まず警察に連絡した。
緊急ではないと思い、110番ではなく警察署の固定電話にかけた。
すぐに警察官2名が自宅まで来てくれて、子どもたちから事情を聴取してくれた。
その際、ほぼ第一声で警察官が「障害者じゃないかな?」と言った。
私は子どもたちの言う不審者を見ていないので分からない。
子どもたちも分からない。
私は難しいなと思った。
と、同時に教育の出番だと思った。
つまり、ここで何をどう子どもたちと考えるかで彼らの人格形成にかかわると思った。

子どもたちを守る。
ここは譲れない。
しかし子どもたちが、障害のある人を不審だと認識しないでほしい。
ましてや走って逃げたり、声を出して怖がったりしてほしくない。
障害のある人が生きづらい社会にしてほしくない。

しかし、子どもたちの経験に基づいて判断することは難しい。

さて、家庭教育としてできることは…??

とりあえず、上のようなことを母は考えると子どもたちにすべてを伝えてみる。

そして警察官とのやり取りが終わり、数十分後にまた警察官が来た。
子どもたちが遭遇した「不審者」がまだ近くにいたというのだ。
警察官が話しをして、携帯の中身を確認するところまでしてくれた。
そして「不審者」の携帯に子どもの写真はなかったという。
加えて、障害者でもないという。

そうか。。。
家庭教育としてできることは何か…引き続き考えます。。

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