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本気でエコな服が欲しいなら「メルカリでリユース品を買うべし」と思う理由

「エシカル」とか「サスティナブル」という言葉が流行って久しい。アパレル製品につけられると「地球環境に配慮した」とか「劣悪な生産環境で作られていない」という意味で、ファストファッションを買っては捨てるよりは環境にいいと思う。ただ、その耳障りのいい言葉が「消費の為にエクスキューズ」になっているのではという疑問を持ってしまう。

そんな疑問を持つ時、いつも頭をよぎるのは昔見たアメリカの科学雑誌で特集されていた「Are Green Cars Really Green?」という記事だ。すごく簡単に要約すると「化石燃料の消費が少ない最先端の車は、それ自体を生産する為に多大なエネルギーが使われている。イニシャル+ランニングのエネルギーを計算すると、エコカーは果たしてエコなのか?」という内容だった。

昨年の国連貿易開発会議(UNCTAD)で、アパレル産業は環境への負荷が大きいと指摘された事もあり、大手はイメージ戦略に躍起になっているイメージがある。いくら「環境に配慮して」作られた製品でも、1着の服を作る為には資源とエネルギーが使われている。対してメルカリやラクマ等で出品されているアイテムは、「買われなければ、廃棄されるものor死蔵されるもの」がほとんどだと思う。どちらが本当に「環境にいい」かは、明白だ。

自分は普段着はユニクロや無印の素材のいい&体型に合った服で満足できるので、ここ数年はフリマアプリで質のいい中古品を買っている。着なくなった服は、手間がかかってもできるだけフリマアプリで出品している。people tree等のエシカルブランドを買う余裕はないけれど、日々の小さな手間で、エコロジー&エコノミーな暮らしができる。本当に環境にいい事は、「捨てない・ギリギリまで使う」事だ。子供が自分と同じくらいの年になった時の地球が、少しでもいいものになっている事を祈りつつ、自分ができる事を続けていきたい。

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