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1971年から12年間委員長をやってミスター日教組と呼ばれた槙枝元文は私もインタビューしたことがありますが、尊敬する人物は金日成だ、と明言していました

2019年04月08日
朝日新聞は北朝鮮を礼賛しましたが、他の新聞もある程度、同様です。
そして、日教組もその通りなのです。と題して2019-02-16に発信した章である。
2019年2月10日初版発行の「マスメディアの罪と罰高山正之×阿比留瑠偉は活字が読める日本国民全員が必読の書である。
戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである高山正之と現役最高の新聞記者である阿比留瑠偉、産経新聞社記者の先輩・後輩が対談の形をとった、この本は老眼の人たちにも優しい本である。
以下はp162からの抜粋である。

マルクスレーニン主義と朝日新聞と日教組
阿比留 
元朝日新聞の長谷川煕さんの文章を読むと、朝日新聞は中でソ連派と中国派に分かれて対抗していた、ということが書かれています。
ソ連派も中国派も、どっちもろくでもない。
第一に現実が見えていない人たちだということですね。
高山 
北朝鮮の金日成がまさにその構図だね。
ソ連派か中国派か。
殺し合いをやって、片方をすべて粛清してしまう。
阿比留 
長谷川さんによると、マルクスレーニン主義がかなり根強かったそうです。
朝日新聞は北朝鮮を礼賛しましたが、他の新聞もある程度、同様です。
そして、日教組もその通りなのです。 
1971年から12年間委員長をやってミスター日教組と呼ばれた槙枝元文は私もインタビューしたことがありますが、尊敬する人物は金日成だ、と明言していました。
槙枝自身、金日成に会いにも行って「この国には泥棒がいない」などと賛美しているし、北朝鮮から勲章をもらっています。
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙、朝鮮新報は2007年10月15日付紙面で、槙枝の総連中央大会でのあいさつをこう紹介しています。 
「朝鮮に対し加害者だった日本は戦後、謝罪、補償もせずに拉致問題を掲げ、植民地支配への過去精算を放置してきた。これが不正常な関係へとつながった。何よりもまず、植民地支配の精算を原点としなければならないだろう。在日朝鮮人は現在も制裁、抑圧され、ひどい人的侵害を受けている。日本人が一緒に働きかけ、在日朝鮮人への差別をなくし制裁を撤廃させ、朝鮮への水害支援を行わせるなど働きかけることで、必ず国交正常化は実現できる」 
まるっきり北朝鮮の言い分そのものです。 
また、日教組の県の単位労働組合はいろいろと北朝鮮と交流をもち、お金も寄付しています。
そしてつい最近まで、朝日新聞や毎日新聞は日教組の批判を一切書きませんでした。 
ここ数年、日教組の政治運動について産経新聞が書いたこともあり、多少は取り上げるようになりましたが、それまではタブーだった。
今はたまたま日教組があまり話題にならないので目立ちませんけれども。 
その理由は、ひとつには、イデオロギー的に仲間だからということです。
もうひとつは、日教組から広告がもらえるからですね。
朝日の子供向け新聞などに日教組が広告を出すのです。
労組イコール善玉というステレオタイプな見方もあったように思います。
高山 
未だにそれは切れていないね。
2018年の3月に、東京の区立中学校でどぎつい性教育を行っていることが話題になった。
自民党都議が問題にして東京都教育委員会が指導することにしたのに対して区の教育委員会が反発している、と朝日新聞がでかでかと報道した。 
そのすぐ後で朝日新聞は、(妊娠・出産の高校生、学校の勧めで「自主退学」32件)という見出しの記事を3月30日に出している。
(全国の公立高校で、妊娠・出産を理由に学校側から退学を勧められ、その結果生徒が学校を退学したケースが2015~16年度に32件あったことが、文部科学省による調査で分かった)という内容で、記事をよく読むと、「本人または保護者の意思に基づいて自主退学」が全日制で371件、定時制で271件めったことが分かる。
高校を辞めたのは全部で674件になる。 
そんなにいるの、と一瞬驚いたけど、よく考えると分母が230万人ほどになる。
パーセンテージにすると0.0003パーセントくらい。
まったくの例外中の例外で、一般論化できるような話ではない。 
むしろ、日本全国で700人弱しかいなかった。
それだけ社会道徳観念がしっかりしている、むしろ褒めるべき数字じゃないかと思う。
しかし朝日新聞はそうではなく、日教組的な判断に立って妊娠しないよう中学からどんどんどぎつい性教育が必要なのだ、という主張になるわけだ。
この稿続く。

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