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「透析」って言われた 何をしたらいいの?

 今の病院は街のクリニックでさえ専門医がほとんどで、「内科」の看板を上げていても、元々は呼吸器であったり消化器であったりで、透析をしてくれる「腎臓内科」もしくは「透析クリニック」が家の近所にあるということは稀である。大きな総合病院なら科を移るだけでいいが、先々を考えると家から近くて綺麗な病院を選びたい。何せ、今後は死ぬまで週に3回毎回4時間程度病院に拘束される人生になるからだ。それともう一つ、病院の送迎バスは極力使わないほうがいい。だいたいが病人ばかりの集会所になってしまっていて、○○さんは最近見えないね、死んじゃったんじゃないのっていう話しバッカリだ。極力自力で通える病院を探そう。

 さて、透析の病院に目処がついたら腕に「シャント」と呼ばれる太い血管を作らないといけない。
※上の写真をご参考に
これを作らないと事実上透析はできない。どういうものかと言うと、手首の奥深くに走っている動脈をほじくり出して表面を走っている静脈に接続合流させて、今まで静脈だった血管の圧力を動脈並みの圧力に変えてしまうという怖〜い手術なのだ。今後はシャント側を怪我したりすれば、動脈を切断するようなもので一気に血が吹き出すことになる。それと、医者にもピンキリがあってシャント作りが上手い医者と下手な医者においては、今後の血管の保ちに雲泥の差がでる。どういう差かというと、下手な医者にやられると直ぐに血管が詰まってしまい、透析中ずうっと痛い思いをする羽目になる。評判の良い医者を選んで手術してもらわないと結果自分自身が苦しむことになる。
※メールを戴ければ上手な病院をお教えします。

 さあ、シャントを作って2〜3ヶ月が経つと今まで静脈だった血管が育ってご太くなってくる。触るとドックンドックン強い脈が伝わるようになります。後は透析病院で「透析」を受けれますよ。

 次回は、透析病院へ通うお話をしましょう。ここからが「楽しい透析」の本番です。
乞うご期待!


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