非常事態宣言が解除されてもしばらくは苦しい期間が続きます
先日、どうしても外せない用事がありこの非常事態宣言下の中、東京から福岡へ一泊二日で言ってまいりました。
そこで以前働いていた学習塾の教室長たちと会話する機会があったのですが今回のコロナウイルスの影響は非常事態宣言が解除されてもしばらく(おそらく一年以上)は苦しい期間が続きそうだとげんなりしていました。
まず第一に学習塾であれば4月から受講する新規入会者をどれだけ増やすかでその年度の売上が見えてきます。
だからどこの学習塾も一年間を通して2~3月に全力で生徒の確保に向けて動きます。ぶっちゃけ現在教室で指導を受けている生徒が志望校に合格するかどうかなんて二の次です。
しかしながら今回コロナウイルスの影響でがっつり2~3月の体験授業の問い合わせが例年に比べて減少してしまい当初の新規入会者目標を達成できるかどうかではなくもう完全に全国的に失敗したそうです。
更には春休みに実施する予定だった春合宿も3密を避けるために中止、返金する羽目になってしまいマイナスにマイナスを足した状況です。
そして更に東京都等早い段階で非常事態宣言が出されていた都道府県については学習塾に休業要請が出てしまい現在入塾している生徒たちにすら指導を行う事が出来ません。もちろん授業料は休止扱いとなります。
現時点で既にこれだけの想定外の特別損失が発生しているのですがこれだけは絶対に済みません。
例えば5月に非常事態宣言が終息したとしましょう。
そこから通常通り指導を行えたとしましょう。
既に決まっていることが夏休みの縮小です。
そう。
つまり夏期講習と夏合宿を販売することが非常に困難となってしまうのです。
非常事態宣言が終息しているのも関わらずです。
日本ではコロナウイルスの影響で経済に被害を与えている期間は短く見積もっても2月の後半から5月の頭までです。
赤字や損失を生み出す期間はこの期間と一緒ではないという事なのです。
おそらく予算表はこれから来年の3月までに下方修正に下方修正を重ねてどこまで落ちていくのかわかりませんがまず間違いなく今年のボーナスは無いだろうと話していました。
従業員レベルで言えば例年に比べて数倍疲れています。
しかしながらボーナスは無いのです。
私がその学習塾の会社の経営者であればまず現時点で生徒が少ない教室は閉鎖せるでしょう。
不要な従業員も大きくリストラすることでしょう。
残った従業員たちには例年にない程業務を依頼することでしょう。
コロナウイルスが日本にやってきて経済がストップしています。
しかしながら円がどこかに消えてしまったわけではないのです。
経済を回すとは円を消費者から企業に回し、その円を従業員に支払うということなのだなぁと痛感した出来事でした。
あなたがこの学習塾の経営者だったらどうやって挽回しますか。
経営者に諦めるという選択肢は絶対にありません。
攻めるのか、守るのか。
攻めるとしたらどうやって攻めるべきか
守のであれば何を守るのか。
どちらを選んだとしても最終目標は「存続」なのです。
一人でも多くのサラリーマンの方々に起業という選択肢を視野に入れて今、自分で納得出来てない働き方を改善できる手助けになればと思い頑張って有意義な情報を提供していきます。