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【毒親】母にお金を渡す娘

私はこれまで母と2人で暮らした期間、
そして結婚して今に至る迄、

母にお金を渡していました。

母と2人暮らしの期間は、生活費を折半の意味で。
まあわかります。

私が結婚して家を出てからは、これまで沢山苦労をかけた分これからも母を支える意味で。
わかりません。

私は長年、母にお金を渡すことに疑問とストレスを感じながらも、母の言い分や物悲しさに同情してしまい、今の今まで毎月決まった日にお金を渡していました。

なんとなくお金を渡さない月もありました。

予定の日から数日が経つと、
悲しさと怒りとこれまで育ててあげた苦労を綴った長文の連絡が来て、
私は渋々、翌日には入金していました。


そんな日々を繰り返し
自分達の生活ですら余裕がないのに母へ仕送りをする自分と、
それを静観しつつも内心納得していないであろう夫と、
私へ罪悪感を植え付けながらお金を催促してくる母。

娘は結婚したというのにお金を催促してくる母に腹が立ち、
娘に催促しないと生活の苦しい母の気持ちを想って泣き、
そんな母からどうにか離れようとする自分の冷酷さに怒り、
けれど母からこうなったのは全てあなたのために自分を犠牲にしてきたからだ、と怒る母に私は泣き、

こんな日常に疲れて
もうどうにでもなれ、と

ようやく重い腰を上げて
母に、毎月お金を渡す一大イベントは取り下げたい、と伝えたのが数日前のこと。

そこから不穏は現在進行形で続いているけれど、
一応、ほんの少し
一歩を踏み出せたような気はしています。

自分の意見を母に伝えた。

これだけで
私の人生においては手に汗握る
ホラーサスペンス映画1本分ばりの重厚な出来事でした。

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