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問題発見力

問題発見力とは、なんだろうか。
文字のごとく、問題を発見する力のことである。
現実の世界を生きていれば、実に色々な問題が生じている。
個人でいえば、朝昼夜のご飯に何を食べようか。何時に起き、何時に眠ろうか。仮眠はするのか。ご飯を食べるにしても、誰と食べるか。友人と食べるとして、どんな話をしようか。今日のスケジュール、1週間のスケジュールはどうしようか。1年後には何をしていたいか。10年後には何をしていたいか。
上の問題でも多いが、ふとニュースを見てみると、大谷がいかに活躍しているのか、妻とどう出会ったのか、パリオリンピックで日本はどうなるのかの予想、円高の今後の見込み、それに伴う日本人の動き、政治家の不祥事など世間を騒がせていることは多い。
いずれも、誰かしらの問題である。
しかし、ある人には問題でもある人には問題ではない。
往々にしてそういうことはよくある。
例えば、たいして仲良くない人の恋愛相談については、あまり気乗りしてきくことはできないだろう。当人に見れば大きな問題だが、側からみると小さな問題に過ぎない。また、ニュースで交通事故で被害にあったというニュースがあったとしても、身近な誰かでなければよかったと一安心し、それ以上のことを深く問題視してみる人は少ないだろう。
人は自分に関することの問題意識は強いがそれ以外は問題視することは少ない。

割と当たり前のことを述べてきてしまった。
けれど、これは意外と大事なことな気がする。人は自分に関する問題意識を持ちがちである。すると、その問題意識を深めて、追求していくということは大事であろう。そして、その問題意識が大きければ大きいほど自分には関係のない第三者に対しても影響を及ぼしうる。逆にいうと、成功したり、社会的に影響を与えている人は何かしらの大きな問題意識を持っているということではないだろうか。
一昔前は、電車などなく、大人数が一斉に移動することなどできなかったかもしれないが、蒸気機関車の発明により、多くの人が同時に遠くまで移動することができるようになった。
ここでの問題意識は、いかに多くの人が快適に移動できるようになるのだろうか。どうやったらそれは実現するのか。予算はいくらかかるか。科学技術は追いついているのか。それにより被る不利益はないのか。
以上のような問題意識がある。
そして、移動がある程度自由にできるようになれば、次は情報だ。
スマホというポケットに入れられる小さい端末に電話やチャット、リアルタイムで会話できるzoomのようなアプリ、位置情報がわかるMapなどが搭載された。これにより、個人が持つ情報を気軽に発信でき、発信された情報へ多くの人がアクセスできるようになった。
スマホがない状態では、絶対に出会うことがない人とスマホという媒体を通して、情報を得ることができるようになっているというのは、スマホやパソコンなどがもたらした革命といえるだろう。
ただ、個人的には、オフラインで出会う人や、S N Sで繋がることの限界などは結構あると思っている。スマホにより、情報の民主化が進み、誰でも情報へのアクセスはできるようになったが、あくまで発信している情報に限定されているため、発信していない実際に接してみてこそわかる情報のようなものはスマホがあるだけでは得られない。それに、人に関しても有名人ならWikipediaとかに情報がまとまって載っているが、多くの人はそこに載っていないことが多いので、ネット上に載っていないことの方が多いという構造は変わらないだろう。

結局、何が言いたかったという本題は、問題意識を持つ、問題意識を意識するということが大事であるということだ。
そして、人によりもつ問題意識に個性が現れる。
いつどこで誰が何をなぜどのように
といった、5W1Hを意識して問題意識を考えていくのもいいだろう。

個人的には、考えが散り散りになり、問題意識を明確に意識せず、目の前に広がる情報に流されてしまいがちであるので、自戒の意味も込めて問題意識をしっかりと持ち、納得のいく答えを導き出せるようにしていきたいと思う。


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