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やりたいことを仕事にするには戦略が必要

キャリア理論を勉強していると、人生100年時代は伝統派キャリア(キャリアの主導者は会社であるという考え)ではなく、プロティアンキャリア(変幻自在のキャリア、キャリアの主導者は自分)が大切だと気付きます。

一方でプロティアンキャリアを実現しようとすると、「収入」という壁が立ちはだかります。


もちろん転職して収入が上がれば、文句はありませんが、職種の変更が伴う転職で年収がキープされることはまずありません。
私自身、市場価値として旬なDX企画の職種に就いて5年になります。変革部隊は反対勢力との戦いがしばしばで、社内の孤独に耐えられず、もっと直接的に人のためになる職種の変更にチャレンジを試みました。
但し、世間はそんなに甘くなく未経験で受け入れてくれる会社はありませんでした。

収入を4割カットすればよいものの、子供が2人いる身で「収入」の壁にあがらえず、結局今も業種を変えてDXを生業としてる職に就いています。


では、やりたいことを仕事にすることは不可能かというと、そんなことはありません。そこには戦略が必要だと考えます。

一つ目はスキル習得のための戦略です。もし、今の仕事が適正ではなくプロティアンキャリアを望むなら、計画的な勉強や副業によるスキルの習得が必要だと思います。
そして、これには2〜5年を懸ける覚悟で戦略的に遂行することが必要だと思います。
もし、リカレントや副業が難しいのであれば、まずは経験という信頼を担保にして同じ職種で好条件の業種に転職することもよいと思います。

二つ目は金銭の戦略です。ビル•パーキンズ著の「DIE WITH ZERO」という書籍を読むと、死ぬ時に財産を築きたいという幻想に明確なNOを突きつけています。

この著書では、人生を豊かにするためには死ぬ時に貯金を0にすることの大切さが書かれています。

先日、社内で42歳にして喪主を4回行っている同僚と話したのですが、財産整理は残された人にはとても大変な負担であり、生前の遺産整理の重要性について懇々と話を聞くシーンがありました。

年を取った時にたくさんの財があっても、それを使う事ができないのであれば、未来に投資するのではなく、お金を現在の自身の「経験」に使うことが人生の充実に繋がるというのです。

お金の戦略にはファイナンシャルプランナーについて学ぶも良いですし、雇う事でもいいと思います。
不足の事態に対する備えとして保険を使えば、破綻するということはありません。

スキルとお金の戦略を自分で立て、やりたい仕事を実現する準備を始めましょう。

この記事が1人でも多くの人のプラスになることを願います。

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