ハピ

認定補聴器技能者目指して勉強してます。

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認定補聴器技能者を目指しています

こんにちは。初めまして。認定補聴器技能者を目指しているハピです。 まずは、認定補聴器技能者(以下、技能者)の説明から。 技能者は、補聴器を必要とする方、一人ひとりの状態に合わせて、補聴器を選定して調整を行い(フィッティング)、より快適な「きこえ」をお客様に提供する補聴器のプロです。 技能者には、どうやったらなれるのか。 公益財団法人テクノエイド協会が、厳しい条件のもと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与されます。4年間の講習期間と試験を経て、最終試験に合格するこ

    • 第Ⅲ期 修了試験

      こんにちは。今日は第Ⅲ期の試験について、書いてみようと思います。 といっても、第Ⅲ期は筆記試験がありません。 集合研修で、グループに分かれ、 ①グループが座学をしているときに ②グループが実習練習をする、というイメージです。 座学の内容 ①医事・関連法規 ②補聴器の選択と調整、アフターケア、衛生管理 ③補聴器を活用して頂くために ④補聴器適合の過程 ⑤聴力測定 講義 実習内容 ①聴力測定  ②耳型採取 聴力測定のグループと耳型採取のグループが更に分けられます。 聴力測

      • 第Ⅱ期 症例検討

        こんにちは。今日は症例検討です。 症例検討の意義  聴覚データから障害の状況をどうとらえ、医療機関とどのように連携し、  補聴効果を上げてその人を支援できたかを検証する貴重な機会となる 症例検定に必要な項目  1)症例の概要と検査結果   ①基本的事項   ②聴覚以外の身体および心理状況   ③社会的状況   ④家族構成   ⑤音響的環境   ⑥経済的状況   ⑦耳および聴覚障害の状況   ⑧補聴器装用歴の有無   ⑨補聴器の使用目的と希望  2)治療との関連  3)補

        • 第Ⅱ期 補聴器(Ⅱ)

          こんにちは。今日は補聴器(Ⅱ)です。 補聴器の基本的な特性(音響性能) ●どのような音が入ったら、どのような音が出るか  (音をどのように増幅しているか)を知りたい ●そのために、補聴器に入る音と出る音を測りたい  (入る音を正しくコントロールして出る音を測りたい) 補聴器の特性(音響特性)の測定 測定者:販売店 目的 :  調整の確認・記録(再調整時のための情報)    →フィッティングをした状態で測定     (60~90㏈入力の高周波数レスポンス)  性能の確認(品

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          第Ⅱ期 小児難聴・聴覚学習

          こんにちは。今日は小児難聴・聴覚学習です。 選定性聴覚障害児の発達過程  二次的な発達の制約  ・言語の聴理解  ・言語の遅延   ・発声発話  ・コミュニケーション  ・読み書き学習  ・情緒・社会的成熟  →早期診断・介入による発達制約の解消  →聴覚単一障害(感覚障害)  →知的障害の併発 小児難聴の聴力測定  YouTube 聴こえの博士より 【聴覚検査のはなし】新生児聴覚スクリーニング検査について解説 - YouTube 【聴覚検査のはなし】厚生労働省が自動

          第Ⅱ期 小児難聴・聴覚学習

          第II期 周辺・補助機器

          こんにちは。今日は周辺・補助機器です。 補聴器の機能を補うもの→補聴援助システム ①ヒヤリングループ(誘導ループ、磁気誘導ループ、磁気ループシステム   補聴器だけで聞ける(Tコイル付き)  チャンネルを合わせる必要がない  本格的な設置には工事を要する  姿勢により、音響が変化する  →窓口カウンター等の小規模な設置   公共機関(待合室、集会室など   家庭内(テレビ受聴など) ②FM電波(FM補聴システム)  装置の設置が不要  サービスエリアが広い  チャンネルを

          第II期 周辺・補助機器

          第II期 販売現場の管理業務

          こんにちは。今日は販売現場の管理業務です。 顧客情報の管理 1.受付日 2.顧客管理番号 3.名前 4.住所 5.来店目的 6.質問事項 7.補聴器販履歴 8.聴力測定データ 9.フィッティング内容 10.アフターフォロー 測定機器及び補聴器メンテナンス用機器具の管理 1.聴力測定器(オージオメーター)  ・日本工業規格(JIS)により、性能や機能が定められている。  ・受話器からは決められた出力になるように校正(音圧校正)されている   校正は1年に1回行うのが望ましく

          第II期 販売現場の管理業務

          第Ⅱ期 高齢者心理・生理

          こんにちは。今日は高齢者心理・生理です。 【生理的老化・老年症候群・老年病】 ・生理的老化  →個人差はあるが、病気ではない   ・脱毛   ・もの忘れ   ・感情のコントロールがしにくくなる                      など ・老年症候群  →生理的老化によりは顕著。  →老年病ではない   ・痴呆状態   ・転倒しやすい   ・寝たきり状態   ・聴力障害   ・視力障害         など ・老年病  →高齢者に特有な疾病  →組織や器官の病的状態  

          第Ⅱ期 高齢者心理・生理

          第Ⅱ期 医療倫理・医学概論

          こんにちは。今日は医療倫理・医学概論です。 認定補聴器技能者の裁量権  国家資格ではないので  ・業務独占の権利はない  ・決定権は顧客にある  補聴器の適合販売における説明義務、事故とその予防  ①補聴器を装用した時の効果と欠点  ②装用耳の選択、両耳装用の効果と欠点  ③顧客に必要な補聴器の機能  ④必要な機能が得られる形態とその価格  ⑤顧客が望む携帯・機種と技能者が推奨する形態・機種の違う理由  ⑥フィッティング方法と必要時間  ⑦使用に伴う年間必要経費・補償制度

          第Ⅱ期 医療倫理・医学概論

          第Ⅱ期 聴覚障害・障害者心理

          こんにちは。 今日は聴覚障害・障害者心理です。 聴覚障害とは。 身体機能・構造の障害:医学モデル  →音情報の入力に支援を来した状態 活動の制限:活動の制限  →コミュニケーションなど生活上の様々な活動が制限される状態 社会活動・参加の制約:社会モデル  →社会的交流や参加が制約されている状態 聴覚障害の心理社会的状況 ①聴覚障害が生活に及ぼす多様な場面の理解 ②当事者視点での理解 ③多様性と個人要因(失聴時期・難聴程度) ④補聴器販売・調整時の対応のありかた  共感性と

          第Ⅱ期 聴覚障害・障害者心理

          第Ⅱ期 補聴器Ⅲ

          こんにちは。今日は補聴器Ⅲです。 この講義は帝京大学医学部名誉教授の小寺一興先生の 講義のため、専門的なことが多いです。 先生の著書、補聴器フィッティングと適用の考え方という本も参考になると思います。 問診の仕方 ①耳疾患の既往 ②家庭の状況 ③社会活動  →会合などに出かけるなど  →職場 問診態度  難聴による障害とそれに対応する補聴器の機能を十分理解し、  最も経済的に合理的な観点から、補聴器適合を行うという態度が必要 「補聴器が適合している」とは  ①聴覚障害か

          第Ⅱ期 補聴器Ⅲ

          第Ⅱ期 聴覚検査法

          聴覚検査→医療行為 検査の種類 ①標準純音聴力検査  わかること:難聴の程度、種類、聴力型、左右差 ②検査上の注意  高齢者、小児→うまくできないことも多い  他の聴力検査を併用して結果比較をすることも重要  検査例:語音聴取閾値検査、ABR、ASSR検査など ③シャドウヒアリングとマスキングについて  気導マスキング→両耳間移行減衰量未満の気導値では不要          両耳間移行減衰量以上ではマスキングが必要  骨導マスキング→両耳間移行減衰量は0㏈のため、オーバーマ

          第Ⅱ期 聴覚検査法

          第Ⅱ期 障害者福祉論

          こんにちは。今日は障害者福祉論です。 この科目は過去問を見ていると結構出てくるので、きちんと 勉強した方が良さそうです。 障害者福祉の基本的理念 1)日本国憲法 2)障害者の権利に関する条約 3)ノーマライゼーション 4)リハビリテーション(障碍者に関する世界行動計画) 5)エンパワーメント 障害者福祉施策 1)障害者福祉施策  ①日本国憲法  ②障碍者の権利に関する条約  ③障害者基本法  ④障害者総合支援法   ⑤障害者差別解消法  ⑥障害者虐待防止法  ⑦児童福祉法

          第Ⅱ期 障害者福祉論

          第Ⅱ期 補聴効果の評価とカウンセリング

          こんにちは。本日は補聴効果の評価とカウンセリングです。 補聴効果の評価法 ①客観的評価法 ②主観的評価法 【補聴効果の評価法】 医師、言語聴覚士、看護師、臨床検査技師等が医療機関で補聴器適合検査を実施するためのもの 補聴器適合検査の指針(2010) 日本聴覚医学会 shishin2010.pdf (audiology-japan.jp) 【補聴器販売店向け】 「販売店における補聴効果の確認法」 日本補聴器技能者協会 data2.pdf (techno-aids.or.

          第Ⅱ期 補聴効果の評価とカウンセリング

          第Ⅱ期 補聴器調整Ⅱ

          こんにちは。本日は補聴器調整Ⅱです。 補聴器調整の重要性 ・補聴器の調整の仕方でその効果は大きく変化する ・難聴、障害の程度は症例によって異なる ★100%正解の回答はない ★難聴者の聴覚について理解する必要がある 補聴器に対するイメージの注意点 ・否定的な印象  →雑音がうるさく、言葉が聞き取れない ・過大評価している例  →補聴器をすれば聴こえるようになる  ➡装用したが、思ったような効果が得られない 感音難聴に関する聴覚障害  ・聴覚補充現象  ・不快レベル  ・

          第Ⅱ期 補聴器調整Ⅱ

          第Ⅱ期 補聴器の調整Ⅰ

          こんにちは。今日は補聴器の調整Ⅰです。 講義では、補聴器の調整Ⅱの次がⅠなのですが、敢えて Ⅰから書こうと思います。 【補聴器フィッティングの手順】 ①医師との連携 ②事前のコンサルティング ③聞こえの測定 ④補聴器の選択 ⑤補聴器の調整 ⑥補聴器の効果測定 ⑦補聴器特性の測定 ⑧医師への報告 ⑨補聴器装用のケア 【補聴器フィッティングの記録】 ①個人情報 ②主訴 ③耳の状況 ④聴覚データ ⑤フィッティングデータ ⑥販売した補聴器の記録 ⑦苦情等への対応と記録 【関連法

          第Ⅱ期 補聴器の調整Ⅰ