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第Ⅱ期 症例検討

こんにちは。今日は症例検討です。

症例検討の意義
 聴覚データから障害の状況をどうとらえ、医療機関とどのように連携し、
 補聴効果を上げてその人を支援できたかを検証する貴重な機会となる

症例検定に必要な項目
 1)症例の概要と検査結果
  ①基本的事項
  ②聴覚以外の身体および心理状況
  ③社会的状況
  ④家族構成
  ⑤音響的環境
  ⑥経済的状況
  ⑦耳および聴覚障害の状況
  ⑧補聴器装用歴の有無
  ⑨補聴器の使用目的と希望

 2)治療との関連
 3)補聴方針
 4)補聴器適合経過
  ①装用時と選択の自由
  ②補聴器
  ③装用状況
  ④耳栓部分
 5)補聴効果の検証
  耳鼻咽喉科医との連携
   ①補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)
   ②補聴器適合の検査指針(2010)
 6)経過観察

補聴器適合後の医療との連携
 補聴器調整に際し、十分な適合検査結果が得られない
  →補聴器相談医に検査結果を報告し、改善策を検討
  →調整結果・難聴者の反応、横断委の意見の記録、
   症例検討会での意見交換
  →認定補聴器技能者の技術アップ

 購入後には、補聴器の管理はもちろん、医療機関での定期的な
 診療(聴覚管理)を行い、これに合わせて、調整も検討することが肝要

 以上を踏まえて、症例検討の例が30例提示されました。

 今日は以上です。
 これで、第Ⅱ期の講習会は終了です。

参考文献
認定補聴器技能者要請事業
第Ⅱ期養成課程
講習会テキスト
公益財団法人テクノエイド協会


 

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