何曲知ってる?年間マイベスト2023
2022年版はこちら。
第10位 分からない / モクレン
2023年の12月まで沖縄に住んでいたんですが、そのときたまたまお祭りで見つけた高校生バンドです。
他にもいくつか高校生のバンドがステージに上がっていたのですが、ひときわ雰囲気があってうまい。
特にこの曲は、大人と子供の狭間にいる高校生の等身大の歌詞に惹きこまれます。
この先も辞めずに続けていってほしいですねえ。
第9位 僕のこと / Kitri
京都を拠点に活動する姉妹ピアノ連弾ボーカルユニット・Kitriによる、Mrs. GREEN APPLEの名曲のカバー。
心地の良いピアノアレンジはもちろん、オクターブ下のサビが地に足がついている感じですごく素敵。
原曲の素晴らしさをそのままに、Kitriの魅力も存分に詰まった1曲だと思います。
第8位 プロローグ / LONGMAN
愛媛発のメロディックパンクバンド・LONGMANのメジャー2ndフルアルバム『10/4』に収録されています。
ツインボーカルの掛け合いと疾走感が背中をぐっと後押ししてくれる1曲です。
俺が売れてない芸人だったら間違いなく泣いてるね。
あとどのアーティストでも言えることですが、特にLONGMANはアルバム通しで聴くのがおすすめです。曲短いし。
ワンカットのティザー映像も面白いのでぜひ。
第7位 Cool / 櫻坂46
国内に海外に2023年大活躍だった櫻坂46。
歌詞だけ一見すると欅坂時代と大差ないですが、歌声の高いメンバーが増えたことでポップさが増しているのではないでしょうか。
尖りすぎず、かといって普遍的でもなく、個々の歌声がよくわかるこの曲は櫻坂にしかできない曲だと思います。
あとMVがすき。
第6位 mani・cure / Lilubay
私が大好きなバンド・きのこ帝国のドラム西村"コン"さんが所属しているバンドです。
タグチハナさんの歌声はなぜこんなにも落ち着くんですかね。
そこに聴き慣れたドラムの安心感が乗っかって心が穏やかになります。
英語に・(中黒)が入るタイトルも意味深ですね。
第5位 more than words / 羊文学
メジャーどころはあんまり入れたくなかったんですけど好みでしたねえ。
特にイントロ。
「羊文学」はそのままに、進化しているんだなと感じました。
第4位 promise you / チョーキューメイ
昨年に引き続きのチョーキューメイです。
アルペジオが名曲の予感を漂わせるイントロ、そこからのまるで夢でも見ているかのような壮大な展開、アウトロでまた一気に現実に戻される。
とても5分半とは思えない満足感です。
2023年に初めてライブに行ったのですが、メンバー全員がとにかく音楽を楽しんでいて、まるでセッションのような印象を受けました。
第3位 Guu / 黒子首
こちらも2年連続の選出になります。黒子首。
こういう変な歌詞、好きなんですよね。
それでいてメッセージ性はちゃんとあって。
ただ「提起」というほどでもなく、「どうしていこうかいね」という温度感が絶妙だなと感心しちゃいます。
第2位 晴れるな / Sundae May Club
Sundae May Clubは長崎発、3人組ウルトラスーパーポップバンドです。
というとめちゃくちゃ明るいイメージですが、タイトルから分かるとおり、後ろ向きな曲です。
それでもそんな不安をかき消そうとするかのような力強い歌と演奏、疾走感が、生きる元気を与えてくれます。
この曲に救われた朝が何度あったことか。
第1位 未来未来 / スピッツ
まあスピッツが新譜出した時点でランクイン確定なんですけどね。
改めてスピッツはロックバンドだなと再確認させられました。
そもそも草野さんに言わせてみれば「本人がロックと言ったらロック」なんですが、個人的には、尖っているかどうかかなと。
「未来未来」というタイトルと歌詞からは、「未来未来うるせーな」なのか「未来未来助けてくれ」なのか、何にせよ(日本の)現状を嘆くようなメッセージを感じますよね。
そして、ゴリッゴリのベースとゲストボーカルである民謡歌手・朝倉さやさんの歌声の組み合わせは、どことなく不安を煽ります。
それでも三輪さんのアルペジオや崎山のリズムは聴く人に安心感をもたらし、1曲を通してみれば、スピッツにしかできない作品として完成されている。
これこそがスピッツの不思議であり、凄さだなと思うのです。
いかがでしたでしょうか。
2023年は好きなアーティストを聴くばかりで新たな出会いは少なかったですが、それでも10曲には選びきれないほど素敵な曲に触れることができました。
今回選んだ10曲、知らない曲があればぜひ聴いてみてください。
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