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(詩)何でもない日

何でもない日
翡翠色の君の瞳を見つめる
その瞳はうんざりする程きれいで
自分の瞳の色と比べどこか劣等感を感じた。

何でもない日
真珠を見つめる
それは天女の忘れ物ではないかと疑うほどに美しく
汚れた僕とは分かち合えないと感じた。

何でもない日
空が灰色に染まり出す
まるで自分の心情を炙り出すかのように
僕の心に雨がふる。


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