芸能界は病理
芸能人として成功したくない。
疑心暗鬼になりそうだから。
24時間人狼ゲーム。
「尊敬してます!」という褒め言葉すら裏を疑ってしまう。
ちょくちょく
「同業者に有りもしない噂を流された」
とか
「誹謗中傷してくるアカウントの情報開示したら身内の人間だった」
という話を聞く。
嫉妬ややきもちというと可愛い感じに聞こえるが、実際はもっとドロドロしていたり、残酷だったりするのだろう。
ドヤコンガ事件から読み解く
中身が水瀬いのりという説のドヤコンガ。
その発言の中に「愛されてないとこんな仕事続けられない」「これ以上この仕事には何も求めてないと思う。あとは余生のように生きる」というものがあった。本当に本人かどうかは100%明らかにはなっていないが、事務所の反応的に真実だろう。
水瀬いのりはトップ声優だ。
傍から見ると幸せそのもの。「こんな仕事」というのは、楽しくもないし幸せでもないという悲観的なニュアンスを感じさせる。
「余生のように」というのも、何だか虚しさや燃え尽きを読み手に感じさせる。
元は夢を持っていたのかもしれない。そんな人間ですら歪んでしまうのだから芸能界は病理だと思う。
嫉妬で人格が歪むか、成功して驕り高ぶるか、それに当てられて病むかのルート。
いや、元から歪んでいたのか。それは本人にしかわからないだろう。
ただ、芸能界で成功した人間の末路を見ると、あまり良い人生ではないように思う。
90年代アーティストと限定的にするのは多分思い込みが入ってると思う。
全盛期状態の有名人だから、悲劇も取り上げられやすいのだろう。
悲劇なら今のアーティストにだってある。目立ってなかったり、全盛期じゃないだけで。
僕は芸能界自体が悲劇の苗床だと思ってる。これも偏見の可能性があるかもしれないが。
VTuber
VTuberも芸能界と言っていいだろう。
傍から見るとキラキラしているが、見えてくるものは闇だ。
VTuberは病んでいることが多い。
承認欲求が満たされないかららしい。
『ファンが求めているのは、中身ではなくイラストなのでは?』という疑問が常にあるのだ。これは想像しやすい。
イラストや事務所の力でおんぶに抱っこなのは間違いない。だから病む。過大評価されている感覚があるのだろう。
しかしこれはVTuberに限ったことではない。
バラエティのひな壇にいる顔出しの芸能人も、番組や視聴者から求められているキャラクター像を演じている。
ありのままの自分を出せないというのは、芸能人共通の悩みだと思う。
そしてこれまで得たものを失う恐怖もある。
だから芸能人は成功に比例してこの保身感情が多くなる。
これ以上が無いことが分かっても、生活のレベルは落とせない。成功した状態が基準になっているから。
得てるものが多い分、失う痛みも大きい。
初めから孤独な人に、愛別離苦は無い。
対して芸能人には人脈の多さもあるので、愛別離苦だらけになる。
病理だよこんなの。
SUGIZO
音楽シーンのトップになっても満たされず、むしろネガティブになっている。
細かくは言及していないが、ジャニーズ事務所を思い浮かべてしまった。
「エンターテイメントの矛盾」や「権力」というのはそういうことなのではないか。
ジャニーズ事務所なんて言及できないよね…。
ビートたけしですら、メディアが手のひら返しをしてからでしか非難できなかった。
「昔から酷いもんだった」
昔から知ってたんだ…。
ジャニーズ事務所の件はメディアが手のひら返ししたから便乗したが、他にも墓場まで持っていく必要のあるものは沢山ありそう。
SUGIZOも色々知っているのだろう。
知らない方が幸せなことはある。今回のドヤコンガ事件とかもそうだけど。知ってしまうと世界の見え方や感じ方がだいぶ変わることは沢山ある。
昔でいうところの神様とか、幼い頃でいうところのサンタクロースや子供の作り方とか。
少なくともキラキラして見える分、闇も深いということ。
ホームレスとか西成とかスラム街の方が、表面からすると闇だが、逆に中身は案外光なのかもしれない。
少なくとも芸能界にいると、人はいびつになるのだろう。
参考動画
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