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過去は夢

充実した過去でも、していない過去も、徐々に記憶が薄れていく。

その当時世間で流行っていたものも、自分が没頭していたものも、今では口にするものさえいない。

常識や風潮もそうだ。
体罰をしていた事実や正当化されていた環境はどこにいったのか分からない。
昔体罰をしていた人間も、存在はしているが、別人だ。別次元のドッペルゲンガーかと錯覚してしまう。

かつて戦争があった土地も、今は平和だ。まるで戦争自体無かったかのように。

亡くなった人も今はいない。死んでいるのだから当然だが、実は最初から存在自体していなかったのでは?とも思う。
まんが《クレヨンしんちゃん》の都市伝説に、クレヨンしんちゃんというストーリーは、しんちゃんが死んで精神的におかしくなったみさえがクレヨンで描いたフィクションという説がある。もちろんクレヨンしんちゃん自体フィクションなので、その裏事情もフィクションなのだが、見方を変えれば哲学的だなと思う。

確かにこれは夢だと思ってしまう。

《世界5分前仮説》というものもある。本当かどうかは置いておいて。


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