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「それでも。」(詩)

心の中のトラウマが滲み出る。


顔を伏せる程の苦しみと、

後悔と、積み重なった業。


駆け巡って。 


慟哭が

響いた筈のミュート。


作られて、生きてきた自分に内包された想い。


「……僕にだって。」


やりきれない気持ちだ。


傷だらけの身体に夜明けを。


足掻いた先の朝を夢に見る。


前を向いたら、道はまだまだ続いてた。


体感では地球一周しても足りそうにないくらい。


落ち込んでる暇なんてなくて。


終わりまでは

まだまだ先みたいだ。


幸せはいつも遠い。


遠くの星には願いが宿る。


託して、託されて。


ヒトの世界は廻る。


何度も、何度も。

健全体躯を踏み潰して。


頑張りはいつか、

ボーナスステージへと運んでくれる。


いつも報われるとは限らないけど。


貰った何かが、命を繋いだ時。


いつも、無駄じゃなかったと思えるんだ。


越えた中間地点。


きっと、目標 ゴールまで後少し。


「ここで諦めるのは、どうも癪に障るからさ。」


負けず嫌いな

いつかの日の想い。


きっと、今より苦しくなるだろうけど。


……きっと、今より幸福になれる筈だから。


だから。


何度も、言葉を紡いでは。


いつも、小さく勇気を振り絞っている。


命を燃やしている。

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