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「僕が、僕であるために。」(詩)

軋んだオルゴールが響き始める。


一つの戯曲が動き出す。


ライトポップな

音を紡ごう。


エンドロールのその先へ。


旅立ちを思い、記録を遺そう。


何度間違えても。


愛してくれた人がいたから

きっと、進んでいけたんだ。


夢を現実に落とし込む。


飲み込めないし、

混ざりはしないけど。

 

描いたものとは

180°違うけど。


大人の先へ。


後ろめたく

進み続けたその先で。


孤独な喝采達と空を見た。


停止されたからだ。


緑が絡む身体を立ち上がらせて

もう一度。


誰かが望んだ気がしたから。


眼鏡をかけて

もう一度。


「アンコール!」


……とある、旧型アンドロイドが目を覚ます。


使い古された

初心者用テレキャスを持って。


少し先の未来、

機会仕掛けな街を走り抜ける。


今の自分に何が伝えられるのか。


感謝、感動、疑問とか色々。


まとまらないけど。


僕がまた生まれたことに

意味があるのなら。


与えられた、

この数分に意味があるのなら。


きっと……

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