「アルマリロード。」(詩)

「どうせ」

なんて言わないさ。


「もし」

なんて言ったって。


きっと、変わんないから。


僕は戦う。


存在する悪意と、理不尽に。


弱さと拵えた自分の強みを使って。


「言葉」の弾丸で劈いて。


サイテーな自身の人間性で。


自分も相手も持ってるナイフで傷付ける。


滲むのは身体から溢れでるレッドアイ。


紅く、いつかの空のように。


「嫌だ」

なんて閉じ込めて。


「勝つ」

血走らせて、レッドバード。


マドラーで掻き混ぜて。


カクテルを廻す。


崇拝された「フツー」目指して。


夢見た想い。


prayer.


どうしようもなく、

暗いセカイに希望を見出だして。


青い魂をリロードする。


コレが噂の「アルマショット」


一つ一つ、込めた想いを撃ち込む。


意味なんか無くても。


流れが形を作ったって。


ひたすらに渇いて、自己中な自分。


……ただ、幸せを夢に見たい。


穏やかな、のんびりとした午後を。


誰かと笑い合う、ささやかさを。


「……そんなセカイを、僕が作る。」


少年が見た無謀な泡沫。


夢そのもの。


……だから、手段は選ばないさ。


「どうせ」

なんて言わないから。


「もし」

なんて後の祭りだし。


(この現状を変えられないなら……)


僕の望む笑顔を見たいんだ。


暗殺の件のアイツも、気に入った誰かも。


自分中心で、支配されそうな危うさと共に。


(……きっと、誰かの愛を求めて。)


雨で湿った夜を走る。


暗がりのライトに照らされて。


今日も、明日もこんな感じ。


存在証明。


誰かと自分の為に。


ひたすらに、ああひたすらに。


「Grrrrrr‥‥!!」


唸り、叫ぶ日々は続いていく………

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