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面白い大阪の政治その5:公明編①

2023年11月中旬、公明党の母体・創価学会のドンがこの世を去った。
日本最大の新興宗教法人の絶大な権力者がこの世を去ったという報道は政治界隈が大きく揺れる事態となった。
自民党は公明党と連立関係を結んでいる以上深刻だ。その中でも大阪は崖っぷちだろう。

何故なら、維新の勢いがより増していて2021年の衆院選において自民党が大阪で出馬した15の小選挙区で全員「日本維新の会」に負けてしまったときも、維新に反発している公明支持者票の多くは自民党の候補に入れてたはずだ。それでも勝てなかったとなると、いくら党本部に立て直しを依頼して候補を取り替えても無駄なことである。
それどころか2023年4月に行われた大阪市議会議員選挙で維新が過半数の議席を獲得したことがきっかけで、国政の維新が大阪で公明党が議席を持つ4つの小選挙区にも候補を立てることになった。危機感を感じた4人の公明衆議院議員は「10増10減」で都市圏に増える選挙区の一部を獲得しようと、強引な手段で増える選挙区を取ろうとして自民党本部の怒りを買い、自公連立が解消寸前までいった。
一見東京の公明党が暴走しているように見えるが、明らかに大阪の公明党議員を裏で糸を引いていたのは明らかである。

それを仕掛けた人物、それは佐藤しげきである。

次回は「国政における影のドン」と言われる佐藤しげきと大阪3区の状況について語りたいと思う。

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