見出し画像

面白い大阪の政治その25:茂木に支配されてる大阪自民


茂木敏充に立て直し依頼

2021年の衆院選、2023年の統一地方選挙。いずれも大阪の自民党は維新に惨敗してしまい、抜根的な立て直しを必要となり自民党本部を頼らざる得なくなった。そこで党本部は茂木敏充を中心とした大阪自民再建の対策本部を立てていくこととなったが…

経歴だけは立派

茂木敏充の経歴を見ると最終学歴的には「ハーバード大学院」と書かれていて、詐称はないだろう。
しかし人格面と能力面に大きな疑問がある。
まずは能力面。基本的な能力は高いが駆け引きが大事な世界においては不安。
これが次の性格面の問題に起因する。

上から目線の見下し野郎

大きく問題なのは、「自分がトップを取るためには人を平気で見下す」という茂木の性格である。上の動画のラストでは「住民の目線を合わせるのが大の不得意」と須田慎一郎氏に言われており、不安視する声も少なくない。
こいつは「自分の考えは全て正しい」と思い込んでおり、自分の尺度で他人の能力を図りがちて周囲は辟易としていたという。
大体茂木が大阪自民の再建に首を突っ込んだのは、「維新に押されている大阪自民を立て直して実績を作り、権力の頂点である自民党総裁・内閣総理大臣になること」である。野心ありまくりだ。
ここでの再建なんて今の大阪自民では岸田文雄が介入しても無理な話である。この段階で既に詰んでいるのである。正味維新が強いからではなく、今いる自民の弾と状況が悪すぎるのである。

無意味な切り捨て?

とにかくやろう

まあ負けることわかっていても、喝をいれることはしなけれはならない。というわけで茂木は動いたが…
衆院選の候補者にあたる「小選挙区の支部長」を大きく選び直すということだった。大阪の小選挙区の支部長を公募により選び直すことになったがここでまた一悶着起こった。

明らかな贔屓

19ある大阪の小選挙区のうち連立の関係で公明党に譲っている4つを除いた15全部を、当初公認受けた奴ら全員一旦白紙してでも公募するならそんなに問題なかった。あろうことか茂木は贔屓ともいうべき事をやらかした。

  • 小選挙区は落選したがなんとか比例復活した宗清皇一(13区)と谷川とむ(19区)は勝てる可能性があると踏まえ留任

  • 自分の派閥であるメンバー・渡嘉敷奈緒美(7区)は留任

  • 現総理である岸田文雄にゴマするため岸田派の2人、陰湿ヤフコメ大西(1区)、典型的老害狸左藤(2区)を留任

この5人を留任させて、既に支部長として公認していたアホボン中山(4区)、高麗(8区)、佐藤ゆかり(11区)、北川晋平(12区)、竹本の婿養子(15区)、岡下昌平(17区)は選び直しの対象になった。
これに特にご立腹だったのはアホボン中山である。これまでの華々しい経歴を振り翳して怒りを顕にしているが…正直頭がピーマンな野郎だし、安倍派であったことが茂木には気に入らなかったらしく実質的に更迭したんだろう。
茂木よ、自分に正直すぎだろ…

そして佐藤ゆかりはこれにより愛想つかして政治家引退して、ギャアギャア言うコメンテーターに転身したと言う。

他にも自民からの落選者はいたけれど、参院への鞍替え(14区・長尾敬)やこの時点で公認もらえなかった党員(10区・大隈と18区・神谷)、高齢で引退(9区・原田)らもいた。こいつらも応募したが書類の段階で落とされた。
こんなこともあったが、2023年8月、新しい支部長が決まったがこれまた疑問が残るものだった。

次回は大阪自民の現在の支部長について、独自に見ていきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?