面白い大阪の政治番外編1:少し遠出して京都市長選

2024年2月に予定される京都市長選。

維新系候補で元京都市議の村山祥栄氏は維新支持者でも京都では「どこか応援しづらい」印象を持つものがいるが、あくまで全力で頑張るのみである。(共産系・福山和人氏もまあ頑張れと言ったところ)
厄介なのは保守分裂となった自民系だ。
黒川現市長の後釜として自民・公明と立民が相乗りで推薦を受けた松井氏と偉大な政治一家3世の元自民の元京都府議・二之湯真士氏の出馬は混迷を極める事になる。
一見松井氏が優勢かと思われるが意外とそうでも無いらしい。
まずは黒川現市長の「お金無駄使い」による財政破綻はかなりマイナスになる。大阪でも自民系の太田房江元府知事による減債基金使い込みにより財政がヤバかったのに、同じような事をやらかしているのであれば印象は良くない。
次に二之湯を甘く見ていたらエライ目にあうことだ。
「1人の府議がイキって辞めて出馬する」と見られるが、二之湯にはそこそこ強いバックが存在している。
まずは実父の「二之湯智」氏だ。

参議院議員としても、国政引退後も自民を支えていたが京都市長選に自民党を辞めてまで出馬する次男の為に彼も自民を辞めるのだ。それだけ彼も真士を市長にしたいというのだ。
智氏は自民内でもそこそこ影響力を持つ人物だったらしく他にも自民に所属していた何人かの京都の地方議員が自民を離党している。
松井サイドはそこに危機感を感じてある男が動き出すみたいだ。

西田昌司動く?

京都府選挙区選出の参議院議員・西田昌司。
維新を目の敵にしてとことんディスる維新の天敵ではあるが、その口撃姿勢は二之湯にも容赦なく飛んでくるだろう。
それは2023年4月に行われた奈良県知事選挙において保守分裂となった際、自身が応援する新人候補・平木氏を当選させる為には現職だった荒井に撤退を勧めたのに、荒井は抵抗したため共倒れし、漁夫の利となる形で維新候補が勝利した。
このままだと今回の京都市長選も二の舞となってしまうので二之湯に撤退を薦めようと策略を練っているのだろう。
これをしなければまた共倒れして維新系候補・村山氏の勝利となる可能性がある。

【追記】
12月21日付で自民党京都府連は二之湯氏を除名処分にしたそう。

果たしてこの京都市長選はどうなるのだろうか?

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