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幼少~小学時代

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幼少~小学時代の記憶に残る日常生活を綴ります。
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2023年7月の記事一覧

テープレコーダー

■初めて聞く自分の声 小学3,4年の担任は海津良知先生でした。その海津先生が、確か4年の音楽の授業に重そうな電気製品を持ってきました。 「これはテープレコーダーと言う機械です。これに音を入れることができて、それを聞くこともできます」というような説明をされました。始めてみるテープレコーダー。メーカーはコロンビアだった気がします。 テープレコーダーのカバーを開けると先生は、「自分の声を聞いてみたい人はいないか?」と尋ねられましたが、返事する者はいませんでした。 すると

靴のこと

小学校の音楽で「木琴をぶら下げて通ってた」ことを懐かしんでいたら、冬の体育ではスキーを担いで行ってたことも思い出した。 そうそう、ブルドーザーがかき分けた雪道を友達と前後になっておしゃべりりながら歩いていて、友達の話に振り返ると、担いでいたスキーが前の人に当たったりしてね。ごめん、ごめんって。 当時のスキーを履いている写真が1枚あってね、それが上の写真なんだけど、スキー靴じゃないんだ。普段の長靴のままスキーが履けるタイプで「カンダハ」と呼んでいた。今のノルディックのように

走るのが好きだったが

小学校の頃はよ~く走っていた。学校帰りは、今日は2回しか休まないで帰ろう、などと目標を決めてランドセルを揺らしながら走っていると、カバンの中から筆箱のカシャカシャする音が聞こえてきた。 近所には同じ年や年の近い子が結構いたので、家の周りでもよ~くかけっこをしていた。黄色い声を張り上げて走り回るのを見ていた親父は、運動会で一等賞を取る姿を期待していたが、運動会が終わると「今年もダメだったなー」とがっかりしていた。小学校の間、親父を喜ばせることはできなかった。 ■廊下に花を

花火大会

私が育った北の果ての街にも、それなりの夏はやってきて港祭りが開かれた。そこでの目玉は花火大会。 これは小学校に入る前の思い出です。 会場は紋別港で花火は赤灯台の辺りから打ち上げられたと記憶している。この花火大会には母と兄妹で出かけたのだが、紋別劇場のすぐ隣にあったお店でかき氷を食べるのが楽しみで、それから人で賑わう道を通って港の会場に行った。 1発上がって大きな歓声が沸いた後、次の花火が上がるまでが実に待ち遠しい。花火が上がる時にスピーカーから花火の説明などがあった。母