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24.7.22下落続く株式相場 円高&米中対立の負の連鎖に注視

日経平均株価 7/11を高値に急降下

 財務省の為替介入に始まり、対中の半導体輸出規制の強化、そして米企業のクラウド系のシステム障害と度重なる下落要因を受けて日経平均株価は大きく下落しました。

7/11&12為替介入を受けて円高進行

 今後も円高&米中対立の負の連鎖は収束しておらず警戒されます。折しも今週から決算シーズンが始まります。7/23ニデック7/26信越化学といった外需を代表する銘柄の決算が控えています。AI関連株は中長期的なテーマ株につき、底入れすれば買い時とも考えられます。為替には企業想定レート144円/ドルにつき、上振れ期待の余地はあります。しかしながら、実際のところ、7/22時点、日経平均株価のEPSは2,300台で足踏みしています。

日経平均株価の1株益(RPS)
2,400を天井に2,300台で足踏み

 好決算と直近の地政学リスクを織り込む株価動向を確認し、相場トレンドを見定めていきます。

日経IR・個人投資家フェアの応募スタート 株式投資の情報源

 8/23(金)-24(土)に毎年恒例の個人投資家フェアが開催されます。

 今年もハイブリッド(リアル&オンライン)で講演会やセミナーに参加できます。8/15決算シーズンを終えたあとの銘柄選定に、知識の整理とバイアスの修正に活用します。

⛲️去年の日経IR・個人投資家フェア2023

中東 地政学リスク拡大 インフレ懸念

 イスラエルがフーシ派(イエメン)に空爆しました。直接の攻撃は初めてであり、戦局が拡大しています。その結果、経済活動に悪影響を及ぼしています。紅海を避けて航路を迂回するため、物価高を招いています。水不足も重なり運河の輸送量が制限され、益々、物資の移動に支障をきたしています。7/24ネタニヤフ(イスラエル)の訪米も危ぶまれます。

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